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優秀な人ほど、自分が何も知らないことをよく知っている

優秀なメンターは
『こうしなさい』とは絶対に言わない。
自分の話を鵜呑みにするんじゃないと、
しっかりと釘を刺す。

そういう話を
聞いた事があります。

優秀な人ほど、
自分が何も知らないことを
よく知っている。

哲学の父と呼ばれた
ソクラテスは『無知の知』
という考え方を基本としました。

何かを学ぼうとする時、
一番、大切な姿勢は

『自分が無知であることを
 知っていること』

そう語っています。


『自分がいかにわかって
 いないかを自覚すること』


誰か一人の話ばかりを
繰り返し聞いていたり、
ある特定の分野の中にだけ
身を置いていると、
あたかも、それが唯一の正解、
成功の定義のように思えてくる。


当然ですが、
多くの人や専門家や
業界の重鎮や大きな実績を
上げている人が言っていること、
メディアが伝えていることが
必ずしも正しいとは限らない。

正解は固定的ではなくて、
大きく変わることもある。
今日の常識は明日の
非常識だったりもする。


これだけ変化が大きくて早い、
時代に過去からの
延長線上に未来があるとは、
とても思えない。


情報は生ものであり、
得た瞬間から陳腐化がはじまる。



これから必要な能力のひとつは
『上手に疑う能力』
なんだと思っています。


ちなみに、僕は
自分が考えていること、
自分の中の常識や
自分が導き出した
正解なども含めて、
基本的にすべてのことに
対して、常に疑い続けています。


僕の頭の中での口癖は
『それ、本当か?』
です。


本当に必要なのは、
根本的な発想の転換や
視点やモノゴトの
捉え方を変えること
だと思っています。


松下電器が経費削減のため
『電気代を1割減らす』
という目標を立てたものの、
うまくいかず、
幹部が一同に集まって
話し合いをしている時に
松下幸之助が一言。

『分かりました。それでは
目標を変えて、1割減ではなく
半減を目標にしましょう』


と言い放ったそうです。

普通なら5%に下方修正しようとか、
何としても1割減を達成しよう
という話になると思います。

ただ、目標が『半減』
ということになれば、
根本的な発想を変える必要がある。


自分の商品やサービスを
どうやって売るのかを
考えることも大事ですが、
そもそも、扱う商品やサービスを
売りにくい商品やサービスから
売りやすいサービスに変える
という発想もある。


撮影禁止にするのではなくて、
むしろ、どんどん撮影して
もらって、SNSなどで拡散して
もらった方が望む結果に
繋がることだってある。


必要なのは
『根本的な発想の転換』
なんだと思います。


そのために必要なのは、
いろんな人、いろんな業界の
固定概念にいかに
触れることが出来るかどうか
なんだと思っています。


自分の固定概念は
他人の固定概念を
知ることによって、
気づいたり、覆すことが出来る。



これから生き残るために
必要不可欠なのは
『根本的な発想の転換』

『それ、本当か?』
と上手に疑い続ける
思考なんだと思います。

それと、
自分がいかに無知で
あるかを知ること
なんだと思います。


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