カウンター読書

「カウンターでゴハン」のススメ - 大人になってからの食育

先に言うと、

カウンターでの独りメシ&お酒は素晴らしい!...という話ではないです笑

個人的にはどっちも大好きなのですが、

・「イイゴハン」はお店さんとお客さんのコミュニケーションで創られる
 言い換えると、「外メシはコミュニティ」だぞ!

・特にカウンターでのゴハンは、楽しみ方を覚えるといい体験が得られる
(=大人になってからの食育、お金を積めばいいってもんじゃない)

・独りで過ごしても数人でもいいけど独りなら「読書」オススメ

という話です。

デートや接待で使えるノウハウの話かもですが、どちらかといえば独りや二人、多くて三人で外のイイゴハンを楽しむ際の参考になれば幸いです。

念の為断っておくと、お酒を飲むことを推奨しているわけではないです!
(話してる内容はすべてソフトドリンクでも実現できます)

そこだけ誤解なきよう :bow:

お店さんとお客さんの接点「カウンター」

いきなり話が飛びますが、私は「味いちもんめ」というグルメ漫画、特に1stシリーズが大好きです。
(大昔に中居正広さん主演でドラマになったやつです)

漫画版の「味いちもんめ」には、料亭「藤村」のカウンターでのエピソードが中心となる回があって、

・常連の噺家(藤村の料理長と幼馴染)と社長(タコみたいな顔をした人)の常連コンビがいる(たまに片方だけもあるが基本二人ともいる)

・その常連コンビが、藤村の面々に何かをススメたり教えたり(主人公・伊橋悟ほか、大体のメンバーが標的になる)

・もうひとりの常連(若いサラリーマン)が連れてくる「クセのある彼女」に苦言を呈してオチがついて一件落着

という人間模様がカウンターで繰り広げられます。

特に、もうひとりの常連(萩原さん)が連れてくるクセのある彼女シリーズ(ダイエット女・ノンスメル女・ボランティア女etc...基本的には彼女たちのクレーマーまがいのトラブルではじまる)がかなり面白いかつ、オチも強烈なので単行本なり漫画喫茶なりでぜひ読んでみてほしいのですが、この件では、

・料理や会話を紳士淑女に楽しむ為の何かを伝える

・真の常連は「お店や周りのお客さんのサポート・場つくり」をする

・カウンター・お店の雰囲気は店と客で創るもの

という事をシリーズを通じ、少しずつ語ってくれています.
具体例を上げると、

・食材や料理、お店(藤村)のことについての会話で場を作る

・どう考えても迷惑な客(萩原さんの彼女シリーズなど)に対して諭すように注意する(ちなみに、マジの説教もある)

といったことをお店(藤村の面々)と、カウンターのお客さん(常連)とで共同して作っています。

長々と書きましたが、

カウンターはお店さんとお客さんで創られる

そういうことです。

大切なことはカウンターごはんから教わった

実家に居た頃の食事、学校での食事(給食とかお弁当とか)、が「食育」の代表格かと思いますが、私の場合は

イイゴハンの価値観を教えてくれたカウンターも食育の一つ

と数えています。

学んだことがたくさんありすぎて、言語化しきれていない部分もありますが、大雑把に言うと以下の3つが「カウンターの食育」で学んだ大切な事です。

なお、この3つは、カウンターでカッコいい(素敵な)飲み方をしている方々の真似および、「味いちもんめ」の話から学び、私なりにアレンジしてやってる事です。

その①「チーム(誰と行くか)」

当然といえば当然ですが、

一緒に行きたい人とメシを食うのが一番幸せなシチュエーションです!

(基本的に選択権が無い)会社や学校のイベント、接待とか家族の食事とは異なり、「ちょっとお金出して外でメシを」ってなったら、

「誰をどういうテーマで誘うか」

が重要になってきます。

個人的には、闇雲に人を誘うスタイルがあんまり得意じゃないので、

・テーマ(後述)を決める

・テーマに合わせて、賛同・一緒に楽しんでくれそうな人を思い浮かべる

・思い浮かべた人たちにひたすら誘いを出す(テーマを訴えた上で)

を基本線として「一緒に行く人」を決めています。

余談ですが、「一緒に行く人」は頻繁に会う職場の同僚から、数年間音沙汰ない人まで、色んな人がいます。

が、大体うまく回るように、テーマ設定や段取り(後述)をメッチャ考えて実行しています。

その②「テーマ(相手の方と自分の動機づけ)」

人をゴハンに誘う時に大切なのは何よりも動機づけです!(断言)

食に対して、「美味しいものを食べたいから何としてでも時間を作る」人もいれば、「口に入れば何でもいいのでサク飯でいい」などなど、価値観は人それぞれです。

ただ、忘れちゃいけないのは「人生で食事の回数は有限」だということです。

日本の飲食店の数は約80万店。これに対して、人生の食事の回数は約8万回しかありません。※Rettyが目指す世界より引用(元々私がいたチームです)

相手の人(それが想ってる人だろうが気心の知れた友人だろうが)の食事体験の1/80,000の機会を貰い受ける以上、テーマ(動機)の設定と、終わった後の価値観作りはメチャクチャ大切にしています(相手に対する礼儀という意味でも)。

・特定の話題(趣味とか誰かの誕生日・お祝いなど)

・奮発して美味しいものを食べよう(行列覚悟の何か、予約数年待ちetc...)

・ちょっと話したいことがあってね(相談とか諸々)

テーマ・動機作りは言ってしまえば上の3つぐらいで収まるのですが、誘う際には

・なぜあなたを誘ったのか

・集まる場所(お店・メンバー)から得られる価値

・終わった後のイメージ

的なことを言葉にしてテーマ作り・お誘いを出すようにしています。

仮にお誘いをしたあとに予定があって断られても、後日来てくれる可能性が高くなるので、この辺は手を抜かずやるようにしています。

だって、8万回しかない食事体験を貰い受けるわけですから。
(大切なので二度言う)

その③「段取り(チームとテーマに合わせた場作り)」

チーム(来るゲスト)、テーマ(集まる動機)が決まったら、スケジュールの調整とお店選び、つまり「段取り」に入ります。

私が必ずやってる段取りですが、

・可能な限り、直接お店に行って予約をする(電話・メールではなく)

・予約の際は、日時と人数だけでなく、「どんな方が来るのか」「メニューの希望」「注意してほしいポイント」など、軽く打ち合わせる

・特別なメニューを頼むときは欠員が出ないよう(もしくは欠員が出てもなんとかなるように)事前にお店と調整する

カウンターじゃなくてもそうなのですが、イイゴハンはお店とお客(私達)の協力で成立するので、お店の人を巻き込み(迷惑にならないように)、愚直に段取りをしていくことがかなり大事です!
(予約のドタキャンや、フードロスが出ないように!という視点でもかなり重要です)

「独りカウンターごはん」を「読書」「観察」で過ごす

独りゴハンもやり方しだいで幸せになる・食育になるという話です。

私は独りカウンターゴハンが好きなので、新しく買った書籍や何度も読んだ本を片手によくお店に行きます。

読書そのものは、Action Reading(いわゆる、流し読み)のメソッドの一つしてやってるのですが、読書以上に面白いのは、

・他のカウンターのお客さんの会話

・お店の人、店主とスタッフの会話

・カウンター越しに見えるお店の仕事の様子

を観察していくのが何よりも楽しいです。

「人間観察」っていうよりも、「お店の空気・カウンターの空気」を掴みに行く・乗る感じです(個人的には人間観察という言葉が好きじゃないので)。

先ほどの、「大切なことはカウンターごはんから教わった」の3つの件もそっから自然に身に着けました。

読書そのものは、お店の人や他のお客さん(常連さんやはじめての人)と話したくなったら途中で中断して話の方に移ったりします(真面目にやる読書じゃないので&集中したかったらカフェに行けばいい話)。

そういう流れから、お店を出た後に合ったこと・学んだことを思い出すと、自分の次の行動にも生きてきたりすることもあるのでやめられないです。

興味湧いた方はぜひ真似してみてください。

〆(さいごに)

...とまあ色々と書きましたが、一番言いたいのは、

・大人になってからの食育って結構大事

・人との食事の機会は大切にしよう(食事の機会って有限だよ)

・時折外に出て、カウンターでメシ食うのも悪くない

そういうことです。

先日のコミュニティのエントリーで触れた、「居心地」論も、カウンターから学んだ食育の経験から来ていますし、この冬読んで感銘を受けた(がしかし自分なりに言語化できていない)ティール組織の世界観にも近いぞ?と思っています。

ぜひぜひ、「食の機会」「食育」について考え直す機会になってくれるとありがたいです。

最後になりましたが、あけましておめでとうございます!

本年もどうぞよろしくお願いいたします!!

ではでは。

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JX通信社シニア・エンジニアで野球とデータとPythonの人。 適当な独り言とコミュニティ、プロセスの話題あたりが中心。 技術と野球はこちら https://shinyorke.hatenablog.com/ 記載内容と発言思想は個人のもので、所属組織・団体とは関係ございません.
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