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高級ご当地マグネットコレクション

極めようとするとお金が掛かるコレクションは多そうです。腕時計とか、絵画とか、コイン/切手とか、陶磁器とか。トレカだって切符だって、限定とかプレミア付きとか言い出すときりが無さそう。
ご当地マグネットコレクションの良いところは、圧倒的にチープなのにそこそこの美術品収集感覚を味わえ、かつ終わりはなさそうだってことです。お値段もだいたい1個500〜700円に収まっています。100個も集めれば冷蔵庫がちょっとしたプライベートミュージアムになりますが、そこまで約6万円で到達可能です。

そんなチープコレクションですが、中には相場から逸脱したお高いご当地マグネットもあります。高額な品は、高額だったことを知らしめたくなるのが小市民。お付き合いください。

まずは小樽から。

小樽オルゴール館蒸気時計マグネット

小樽オルゴール館公式のマグネット。現地にある、蒸気時計を模した公式グッズはいつくか出ていて、このマグネットもその一つ。ポリレジン製です。

気になるお値段は、990円。

実は
S:高さ58mmで880円、
L:高さ75mmで990円、
と2サイズあってどっちにしようか20秒くらい考えてようやく英断したので、「ちゃんと大きくて高い方なんです」とアピールしておきたかった次第。

110円の差で、我ながら人間が小さい。


次は美術館の芸術作品モノ。

国立西洋美術館 地獄の門マグネット

1,980円。

西洋美術館にあるロダン作・地獄の門のマグネットです。金属製立体で、買うかどうしようか迷うくらいの金額。
でもこの地獄の門マグネットは、さすが国立西洋美術館公認で売られているだけあって、細部までしっかり作られています。(むしろ写真がボケている…)

門の中央上寄りにいるこの方。

門の中央上寄りにいる方

「考える人」です。

考える人

ロダンの「考える人」は、単体の像でもありますが、地獄の門の作品中のモブキャラでもあります。何を考えているのかは諸説あり。

現地に実物がありますので、訪れて見比べていただければと思います。

地獄の門

次の高級マグネットは、まずは購入した「スターバックスリザーブ・ロースタリー東京」とは何かの説明から。
スターバックスコーヒーは、コーヒー豆の中でもさらに高品質で希少なコーヒー豆を「スターバックスリザーブ」として供給しています。
ロースタリーは、コーヒー豆を焙煎する施設のこと。スターバックスリザーブを焙煎するロースタリーで日本にあるのは、東京都目黒区の「ロースタリー東京」1箇所。大きな集客施設にもなっていて、コーヒーのみならず、フード、スイーツ、アルコールなども提供されています。

で、
ロースタリー東京の中身はどうでもいいのですが、ビルのデザインが隈研吾氏です。新国立競技場なども手掛けており、木を使うことで有名な人。
その有名建築デザイナーのデザインしたビルが、公式グッズのマグネットになっていますと。

ロースタリー東京マグネット

1,700円。

金属製なので木が使われている感は全然ないマグネットですが、価格については「さすがはハイソサエティ」という雰囲気を漂わせています。

なお、スターバックス創業以来、歴代ロゴマークのモチーフになっているのは、サイレン(セイレーン)という人魚ですが、その人魚を描いた高級感溢れるマグネットがこちらです。

ロースタリー東京 人魚マグネット

同じく1,700円。

こっちも買ってしまった。
コレクションの平均単価を上げてしまった。


次のマグネットは、まずかなり面積が大きいものです。標準的マグネットが5cm✕7cm程度に対し、8.5cm✕8.5cmの正方形です。

森美術館 草間彌生カボチャマグネット

水玉カボチャで世界的に高名な前衛芸術家、草間彌生さんデザインの立体的なカボチャマグネット。

3,960円。

東京六本木の森美術館公式グッズです。「草間彌生さんのデザインをマグネット化した物」ではなく、「草間彌生さんがデザインしたマグネット」だと解釈すれば、量産ながら美術作品として価値があると言えましょう。

現時点でオンラインショップではSOLD OUTになっています。これから増々価値が上がる逸品と信じます。


最後に。

奈良東大寺大仏マグネット

500円くらいで購入しましたが、なにかの間違いで純金製でありますように。(絶対ない)



以上、高級といっても所詮はお土産のご当地マグネット。こうして自慢もさせていただけました。
お手軽コレクションの真骨頂。