「ヨガはエクササイズではない!」ではないお話
どうも、独自の流派を生み出すプロフェッショナル集団【ヨガクリエイターズ】養成講師のSHINGOです。
「ヨガはエクササイズではない」
今回は、この聞き慣れすぎた言葉について、ハッキリさせておこうと思うんです。
ヨガはエクササイズではない!
スーパーエクササイズだ!!!
とまぁ、おちゃらけた回答のようで、実は深い話をしてみたいと思います。
まずは、エクササイズの定義を確認しておきましょう。
エクササイズが英語とはいえ、日本語として使われるようになると元の意味から外れるようになるので、もはや「エクササイズ」は日本語としてまずは理解しよう。
ということで、手っ取り早くググってみた。
英語で運動の意。肉体能力の維持・強化や健康保持などを目的とした肉体的な運動の総称(Wikipedia)
これでよいですよね?
すると、まぁヨガというのは、それだけじゃないので、
「ヨガはエクササイズではない!」
というのもやっぱり、言いたいことは分かるよ。だって、引っ掛かるのはこの2つでしょ?
1つ目は「肉体能力の維持・強化や健康保持などを目的〜」
いやいや、ヨガは、
そんな現世利益ではなく、
悟りという崇高な目的があってですねぇ・・・!
って話ですよね?
二つ目は
「肉体的な運動」
いやいや、ヨガは精神的な探求でありスピリチュアルなんです!
なんて、ツッコミたいわけです。
でもここでの問題は明らかで、この狭義の意味で取り扱うことが納得行かないんじゃないのかい?
なので、
ヨガはエクササイズ(的要素だけ)ではない。
というのならば、
広義として捉えれば、ヨガはエクササイズと言えませんか?
だから、狭義を脱し広義になるために
スーパーをつけました(笑)
ヨガはエクササイズなんかじゃねぇ!
スーパーエクササイズなんだ!!!!
でも、スーパーつけるぐらいだったら、「運動」といえばいいんじゃないかな?
SHINGO流にいえば、
ヨガは「運動」です。
これで、すべて収まります。
▼その理由はこちら▼
では「エクササイズ」を「運動」に置き換えるだけで、全てが丸く収まります。色んな意味で。
運動とはなにか?これもWikipediaから引用してきました。いつもながら便利ですよね。
①物体が、時とともに空間的位置を変えること。
例:ブラウン運動、回転運動、ピストン運動
②(哲学用語)上記の「時とともに空間的位置を変えること」だけでなく、形態・性質・機能・意味などが変化すること全般を指す用語。人の心・感情の変化も指す。古代ギリシアのアリストテレス以来用いられた哲学用語。
③健康のため、身体を鍛えるため、楽しみのため、などといった目的で身体を動かすこと。
例: 準備運動、有酸素運動、無酸素運動。
④目的を達成するために行う政治的・社会的な活動
例:市民運動、選挙運動、ナショナルトラスト運動、政治運動家、530運動
⑤(生物学用語)生物体の能動的な動き。あるいは体型の素早い変化など。例:筋運動・鞭毛運動・繊毛運動・アメーバ運動など。動物の移動運動には飛翔、歩行、走る、泳ぐ、匍匐などがある。
ヨガポーズ(アーサナ)という意味で言えば、エクササイズ(運動)が指すのは、③といえます。またもう少し範囲を広げると①や⑤も該当します。
さらに範囲を広げてみましょう。すると精神的なところまで及びます。
ヨーガ・スートラいわく、ヨガの定義は「心の働きを止滅」させること。
ということは、
②心・感情の変化も指す。
これを止めたいというのがヨガですよと。
でも、運動が前提ですよね。そしてそれを止めようとする試みもまた、運動だと言えます。
ヨガはコントロールが根本的に行なっていることです。まず第一段階としてやるかやらないか。0or1から始まります。
次に1〜100の程度を調整するプロセスへ移ります。
最後にそしてその努力を徐々に手放していく作業へと変わっていきます。
つまり、ヨガはコントロールであり「心の働きを止滅」は自然に止むことがないので積極的な行動(運動)からアプローチするのがヨガです。
そういった意味でも、運動です。
さて、ウィキペディアには④目的を達成するために行う政治的・社会的な活動とのことなのですが、業界やヨガインストラクターが行なっているのも、ヨガの思想を社会へ広めようとする運動といえるのではないでしょうか?
というわけで、運動のいくつもの定義があてはまっているので、
「ヨガは運動です。」で済みませんか?
ヨガというのは、広義にわたる運動であるからして〜それをスーパーエクササイズと言えるのだ!
でも、「ヨガはエクササイズです」とか「ヨガは運動です」っていうのもまた、本質を捉え損ねる言い回しだし、誤解が生じるし、理解できないかもしれませんよね?
でも、それでいいのです。
なぜって
それはヨガ指導者としてどう、ヨガを伝えていくのか?
というスタンスが関わってきます。
■指導者として、ヨガをどう伝えるのか?
基本的に、人は真実を知りたいとは思っていませんし、悟りたいとも思っていません。これはヨガインストラクターを目指す人もヨガティーチャーも指導者でさえもそのレベルを本気で望んでいる人はいません。
何ならより、真実から遠ざかり、最も悟りから程遠い存在となり得るのです。
たとえヨガのどんなレベルにいたとしても自分にとって都合の良い答え以外は興味がありません。
ましてや、ヨガをやったことがないもしくは初心者にとって、本当のヨガが云々カンヌンなんて話を聞きたいわけでもありません。
だからこそ、相手の欲しい言葉である「ヨガは、エクササイズである(ポーズを行うものという意味(狭義)」という認識をさせておくことでよいのです。なぜならその言葉は、深いのですから。
言葉は、シンプルであるほど、含みがある。いくらでも解釈ができる。だからこそ深いのです。
SHINGOが「ヨガとは運動である」という言葉を発した時に、それを単にエクササイズ(狭義)として認識したとしたら、、、多くのヨガインストラクターは、SHINGOという存在を、見下すようになるでしょう。
「この人は、ヨガを全く理解していないのね!」
そして、SHINGOは目的を達成するのです。
「「この人は、ヨガを全く理解していないのね!」と簡単に片付けてしまうレベルのインストラクターを、ふるいにかけられた!」
なんてね。
結局のところ「ヨガとは何か?」を誰かに教わったところで納得するレベルなら、その人はヨガを探究する者ではないのだから、「ヨガはエクササイズです」で良いのだし、「ヨガはエクササイズではない」について疑えるのならそれは探究者であるのだから、いずれはたどり着くでしょう。
少なからずこの記事に辿り着いたのだから。
■「ヨガとは何か?」とは何か?
「ヨガとは何か?」とは、ヨガについて知らないことを知るというステージから、自分がどのステージに居るかを知る術となる。そして、師にとっては、弟子のレベルを図るツールとなるのです。
では、今のあなたはヨガをなんて捉えていますか?
ここまで、読んでいただいたあなたに特別な動画をプレゼントしますね。
ヨガを運動として捉えた中での①物体が、時とともに空間的位置を変えること。例:ブラウン運動、回転運動、ピストン運動を理解するとヨガポーズは、アーサナがやりやすくなります。
■アジャストから身体の使い方を学ぼう!ヨガボディEx流のアジャストの考え方(ここだけの限定動画)
過去・現在・未来の運動を読み取り、運動を予測する。
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