マッキンゼーで叩き込まれた超速フレームワーク〜第一章:空・雨・傘(前編)〜

こんばんわ。気付いたらこの時間でした、矢島です。

昨日久々に心斎橋あたりをぶらついていたのですが、やはり楽しいですね(ボキャ貧in da house)。

今日も昨日に引き続き「マッキンゼーで叩き込まれた超速フレームワーク」について書かせていただきます。

一章からは少しボリュームも増えるので、今回は一回二部作に分けてまとめようと思います。


空・雨・傘

このキーワードを聞いたことがある方も多いのでは無いでしょうか。

これはマッキンゼーの代表的なフレームワークで、

”事実・解釈・解決策をセットで考えること”

を示します。

では、何故空・雨・傘というのか。


以下の場面を想定してみてください。

【場面】あなたは本日おやすみで、友人とお出かけする約束があります。ただし空を見ると今は晴れていますが、遠くに雨雲が確認できます。あなたは「昼ごろから降りそうだな」と感じます。そこで、あなたは傘を持って外出することにしました。すると、読み通りに雨が降ってきましたが、傘を持っていたおかげであなたは濡れずに済みました。

この場面想定に、”事実・解釈・解決策”が組み合わされています。

①事実”空を見ると今は晴れているが、遠くに雨雲が確認できる”

「いま、どんな状況なのか」という”事実”を示しています。

今回の場面だと”空”が事実にあたります。


②解釈”昼ごろから雨が降りそうだな”

「事実は何を意味しているのか」という”解釈”を示しています。

今回の場面だと、”空を見て「雨が降りそうだな」と読み取ったこと”が解釈にあたります。


③解決策”傘を持って外出する”

「事実・解釈を基にした行動」という”解決策”を示しています。

今回の場面だと、ここまでの事実(空)解釈(雨が降る)から、”傘を持って外出する”ということが解決策にあたります。


このような場面想定から、現状の把握・分析から適切な解決策を導き出すことが、

”空・雨・傘”

と呼ばれるのです。


空・雨・傘のメリット

①汎用性の高さ

この”空・雨・傘”はビジネスでももちろん、場面想定で例に出したような日常生活でもとても活かせます。

あなたが運転していてガソリンが少なくなった(事実)。目的地までまだ遠いから給油する必要がある(解釈)。そこで、一番近いガソリンスタンドを調べ、いったん経由した(解決策)。

この例も、空・雨・傘と同様で、事実から解釈し、それらを基に解決策に出ています。

こういったように様々な面で生かすことができる、つまりビジネスに限らず汎用性の高いフレームワークなのです。


②事前にトラブルを防止する

冒頭で出た”空・雨・傘”の例からわかるように、このフレームワークを利用することで、事が起きる前にトラブルや無駄なコストを防止することができます。

もし傘を持っていなければ、出先の近くのコンビニで傘を買ったり(金銭的コスト)、出先で買う場所がなくびしょ濡れになってしまう(トラブル)可能性が考えられます。しかし、”空・雨・傘”でそれを防ぐことができました。

問題が起きてから解決のために努力することも重要ですが、問題が起きる前にトラブルや無駄なコストを防止することの方が価値が高いのです。


③効率的・効果的に解決できる

仮に未然に防げずトラブルが起きてしまった後でも、”空・雨・傘”は活用できます。

例えば、出先で雨に見舞われ傘が手元に無い時。

雨が降ってきた(事実)。傘がないので帰ろうと思っても濡れてしまう(解釈)。幸い雨宿りできる場所があるので弱まるか止むまで待つ(解決策)。

これまでの経験でもこういった対応をされた方も少なくないでしょう。

こういったように問題が起こった後に最小限にリスクやコストを抑えるためにも”空・雨・傘”は活用できます。


まとめ

以上、”空・雨・傘”の紹介と、利用するメリットについて述べてきました。

文中に例でも挙げたように、これは様々な場面で活用できるフレームワークとなっており、未然にトラブルを防いだり、効率化を図るために非常に有効なフレームワークです。

ただ、この”空・雨・傘”には大きな注意点があります。

次回その注意点や、ビジネスシーンでの具体的な例を用いて述べていきたいと思います。


(参照:マッキンゼーで叩き込まれた超速フレームワーク,大嶋祥誉)

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