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税理士試験を終えてやっておけばよかった事

2023年8月8日から3日間にて、第73回税理士試験が開催されました。私は、初日の8月8日15時30分~17時30分にて消費税法の科目を受験しましたが、試験終わった後の問題を見直してから、今後の対策として気付いた事を書いてみます。

① 制限時間を意識した問題演習を行う

② 試験開始10分後位までは、問題文を分析する

③ 睡眠は絶対に削らない


① 制限時間を意識した問題演習を行う                              
税理士試験では2時間の時間内で全て回答できない様なボリュームが出題されることが多々ありますが、その時間内に正確にかつ出来る限り多くの問いに答えることができれば、合格に近づくことは間違いありません。                          

予備校の答練や模試等を再度解く際には、時間を制限して多少プレッシャーを感じる中で問題に取り組んだ方が、本番の試験に近い心理的状況で問題を解くので、ミスをしない様にもっと慎重に対応する力を身に着け、本番でも不用意な緊張やプレッシャーでミスをする場面が少なくなるのではと思いました。

② 試験開始10分後位までは、問題文を分析する                      年に1回の難関国家試験ですから、今まで真剣に勉強してきた人にとっては、前夜熟睡できなかったり、試験会場に着いてから落ち着かず、試験開始後にペンを持つ手が震えた経験がある人は多くいるでしょう。                        

どうしても試験開始後10分間程度は緊張のあまり、問題文を読み過ごしたり読み間違えたりしてしまうことがあります。従い、開始後の緊張している状態で問題を1つ1つ解こうとすると普段ミスしない様なミスが勃発する恐れがあります。そこで、この時間帯は問題文をよく読んでマーカーを引いて、問題文、また、問題作成者の質問内容をよく理解して、ひっかけようとしている箇所はどこかを見破ることが大事だと思いました。

この時間帯を乗り越えると、普段通りの平常心で問題に対する回答を記述していけるのではないでしょうか。

本番では時間が足りなくなるから、できる限り無駄を省いて問題をどんどん解いていくことは重要ですが、そうすると肝心なところでミスをしてしまいます。試験開始後10分間位は、冷静に問題文を眺めてマーカーを引いて、問題の作成者の意図を汲み取って、その後落ち着いて回答を開始する事でもいいのではと思いました。

③ 睡眠は絶対に削らない                                     日中に眠気を感じる場合は、睡眠時間が足りないと考えた方が良いです。また、良質な睡眠を得るためには、量を確保するしかないことを、睡眠を研究している第一人者である柳沢博士が断言していました。参考までにその映像リンクを掲載しておきます。

NHK ACADEMIA 睡眠

理論の暗記作業や計算問題を解くことは、単調になりがちです。睡眠が十分に確保できていない中で、そういう作業をしていると、結局頭に浸透しておらず、時間をおいて再度同じ事を繰り返した時に、頭に入ってなかったと実感することが多々ありました。

睡眠時間を確保することを第一優先にしておらず、特に6時間未満の場合は昼食後に強烈な眠気に襲われて、仕事後の夜8時以降にはかなり強い疲労感を感じながら、勉強していましたが、今から考えると非常に効率の悪い学習をしていました。

カルロス・ゴーンやイーロン・マスク等、著名な経営者は3時間程度の睡眠時間でハードワークをこなすようなショートスリーパーであることが報じられていますが、これはマネするべきではなく、彼らが6時間以上の必要な睡眠時間を取れていれば日中のパフォーマンスは更に上昇するのではないでしょうか。

睡眠時間を6.5時間程度確保するため、リラックスタイムを睡眠時間に転換して早く寝ることを心掛けました。そうすると、日中に睡魔に襲われることは、ピッタリととまり、暗記の単純作業をしていても頭がぼーっとすることが激減しました。もっと早くから気付いておくべきでした。

上記挙げたポイントの3つの中では、3つ目の睡眠時間を確保することが最も大事だと思います。

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