見出し画像

【読書感想】「40歳の壁」をスルッと越える人生戦略 ー 尾石 晴

こんにちは!しんやです。

今回は、

尾石 晴 著
”「40歳の壁」をスルッと越える人生戦略”

を読ませていただきました。

著者である尾石晴さんの実体験から、
「40歳の壁」という多くの日本人に共通しそうな
人生に向き合うべきタイミングをどう過ごすか、
と考えさせられる本。

僕も30代後半で同じように仕事だけでなく、
家庭環境の変化で夫婦、親子関係、どう過ごすか、と
悩んだり、試行錯誤していたりするので、
非常に参考になる部分もありました。


もっとも印象に残っているキーワードは「裁量権」


「時間やお金の自由を得たい!」
と思って起業したつもりでした。

実はそうではなく、本質的には、
この「裁量権」が欲しかったのかもしれない、
とハッとさせられました。

自分の人生のコントローラーを
自分の手の中に置いておきたかったのかもしれません。


この本を勧めたい人・そうじゃない人

40歳前後になってくると出てきやすいのが、
仕事だけでなく、家庭を持って、子どもの成長など
生活の変化から「今のままでいいのだろうか?」
という漠然とした疑問。

現在の延長線上にある未来がだんだんとハッキリ見えてきて、
それでいいのか?という問いが自然と出てきやすいのかもしれません。


この時点で、
「現在の延長線上にある未来」が自分にとっての理想だったり、満足できると確信を持っている人は続きを読む必要はないでしょう。


かといって、考えることもせず「OK!」を出してしまっているなら、
自分の世界を拡げるためにも本を通して疑似体験することをお勧めします。


また、逆に
「今すぐ大きく人生を変えたい!」「すぐに仕事を辞めたい!」
とか差し迫っている感じだと物足りない内容かもしれません・・・。


ネタバレ注意!

これ以降はネタバレになるので、ご注意を・・・。


内容を簡単にまとめると、

40歳というある程度、人生において経験してきたうえで
変化を起こすには全然遅くはないタイミングで一度人生を俯瞰してみよう。
というメッセージから始まります。

「お金」「つながり」「健康」という3つの要素、
それらをすべて自分にとってバランスよく兼ね備えた人生を
戦略的に作っていく。


それがこの本の目的です。


「つながり」とは言い方を変えると「人間関係」です。

その人間関係の中には「夫婦関係」「親子関係」も含まれ、
あとは仕事や地域、親同士だったり、なんらかのコミュニティなど
色んな形があります。

そう考えると確かに
「お金」「つながり」「健康」は人生には必須の要素になりますね。


そして、その3つの要素を「仕事」で得ることの提案。

自分にとっての理想の「お金」「つながり」「健康」を得る仕事を
「自分業」と定義しています。

この「自分業」をいかに見つけ、作っていくか、を
尾石さん自身のストーリーを通して、ワークなどもあり、
追体験できました。


気づき・アクション

「40歳の壁」っていくらか、
「現実に対応できるようになった、と思っていたけどそうでもないな…」
と自分への期待と現実とのズレから生まれるのかもしれません。

ちょっとできるつもりだったけど、案外うまくいかない。

ひとつひとつは小さいことなので、
日常に流されるとズルズルとその流れに乗って時間が過ぎてた…
なんてことになりそうだし、実際なってる人もいそう。


このタイミングで再度、自分で主体的に動く、選択していくことが重要だと気づかされました。

そのために日常的に意識する3つの決意をまとめてみました。

1.初めての体験や挑戦を積極的にとって、自分の世界を広げていく。
2.身近な人と積極的にコミュニケーションをとってズレを共有&修正。
3.体や心といった自分自身のケアや向き合う時間をとる。

というか、これは年齢関係なく大事だと思っています。

自分の人生について、改めて考える機会をいただけた本でした。


最後までお読みいただきありがとうございます。


この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?