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袖振り合うのも多少のコール&レスポンス。

与論島へと出発するフェリーに乗船した。
展望デッキに昇ってみると、先程まで居た本部港の隅に子ども達がいた。

おそらく港内の立ち入り禁止ゾーンにいるので、気になって目を細めてみた。
するとスケッチブックや画板らしきものが見えた。
どうやらフェリーをスケッチしているようだった。

すると、後列にいた1人の保護者らしき人が手を振ってくれた。
ボクはなぜだか無性に嬉しくなって、袖を上げて全力で手を振り返した。

乗り遅れないようにと徹夜で間に合わせたハイな状態だからなのか。
初めて行く離島への新たな経験に胸を躍らせているからなのだろうか。
ここ一ヶ月引きこもって作業に没頭していたゆえに人恋しかったのだろうか。
兎にも角にもなぜだか嬉しく思えたのだ。

そして、今度はそれに気づいた子ども達が一斉に手を振り返してくれた。

(ブワッ・・・!!)

その瞬間にボクは軽い鳥肌がたった。
まるで、ステージ上でお客さんと『コール&レスポンス』を繰り広げるミュージャンのような気持ちだった。

目的地に向けて進むフェリーによって大海原が波打つように、ボクの心はとても波打たれていた。

そして、久々にこういった文章を書きたくなった。
そして、なぜ感動したのかを自分なりに考えてみた。

おそらくだが『反応(リアクション)』があったからではないだろうか。

ここ最近のボクは本当に引きこもっていた。
友人からのお誘いラインも特に無かったし、ボク自身もやりたいことに黙々と取り組んでいた。
カッコいい言い方をすると世俗を離れて過ごす仙人や僧侶みたいな生活だ。

そんなさなかの突然な『コール&レスポンス』に心をズギュゥゥンと撃ち抜かれたのだ。

やはり『人』はどこまでいっても自分以外の他者と関わりたい生物なのかもしれないと感じた。
自分という存在や自ら発した行動に対して、他者からの『反応』があると嬉しい。

大袈裟な言い方をすると、自分という存在が肯定された気持ちになる。
そう考えるとSNSという仕組みは、とてつもない発明なんだとしみじみ思う。

ダラダラと書いてきたが、何が言いたいかというと。

誰かの投稿にもっと『反応』したいなという気持ちが押し寄せて、ボクの心が波打ってるよ!という話だ。

なぜならば、袖振り合うのも多少のコール&レスポンスなのだから。

#ブログ #エッセイ #沖縄 #日常 #フェリー #コミュニケーション #リアクション #反応

ヒャッハー!!むしろ、ボクがあなたのサポーターになりたい!!>< まだまだ力足らずのボクなので、今後ともよろしくお願いいたします!mm