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人間失格

今日は太宰治さんの「人間失格」をテーマに書いてみようと思います。
人間失格。僕は太宰さんの小説を初めて読んだのですが、胸のうちをえぐられるような、見透かされているような感覚に襲われました。

主人公の葉蔵は、幼少期から人間に対して恐怖感を常に感じており、その内面を悟られぬよう道化て、人に好かれてきた色男。小説ですから葉蔵の顔は分かりませんが、映画で小栗旬さんが主演なさったように、きっとあんな感じの色気がある二枚目だったのでしょう。

僕は全然二枚目ではないのですが(笑)、この葉蔵の心持ちっていうのはわかるような気がします。表現のしようがない人間に対する恐怖心。そんな大層なもんではないですが、なんか本当の自分というものを人に見せることができない。これは僕も小さい頃から感じてました。少なからずこの思いは皆さん抱えているのかもしれませんね。僕は、自分の感情を人に伝えるのがちょっと苦手です。自分を押し殺してしまうことがあります。そんなところが、葉蔵に共感を抱いてしまった理由かもしれません。

人間失格とはあまり関係ないことですが、僕は性格って変わるのかなってずっと疑問に持っていました。最近、いろんな心理学の本であったりコーチングを学んで行く中で僕なりの答えが出た気がします。それは、性格は行動次第で変えられるというものです。もちろん、長く付き合ってきた性格なのでそう簡単には変わらないし、根本は変わらないのかもしれませんが、やはりこれまでと違う行動をすれば違う思考回路ができ、心も変わっていくのではないのかなと思っています。

脱線しましたが、皆さんの中にも足枷になっているような、変えてみたい性格って少なからずあると思います。それも行動次第で変わるんだったら、少し希望が持てますよね。葉蔵みたいに一生かけてその性格に振り回されるのも一つの人生ですが、やはりそこから離れて楽に暮らせた方が多分楽しいじゃないですか。

そんなことを考えさせられた人間失格でした。
ではまた!

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