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マルチポテンシャライト " 好きなことを次々に仕事にして、一生食っていく方法 " エミリー・ワプニック




はじめに。


 この本は、”飽きる””転職””色々なことやる”事を肯定している。日本社会では特に、一つの事を一生やり遂げる職人道が美化されている。しかし、筆者は色々な事をやるマルチポテンシャライトの生き方しかできない人を肯定し、どのように色々な事をやっていくかの方法を書いている。

①好きな事を仕事にすれば、永遠にやっていられる?
 

 マルチプレーヤーは、好きな事をやっていても1日や1週間や1ヶ月、同じことの繰り返しは無理だと考える人は多い。マルチプーレーヤーには多様性が大事なのである。一生同じことを繰り返す毎日・一生はまっぴらごめんだ。

②スイスの公務員のアインシュタイン作戦


 アインシュタインはスイスの特許庁で10年間ほど働いていた。この特許庁での本職の傍ら、相対戦理論等の後世に残る発明をしていた。そのアインシュタインから学ぶアインシュタインアプローチを説明する。 これは、安定した仕事をしながら、情熱を捧げられる活動を他に持つ方法である。このタイプは情熱を捧げられる活動が、マネタイズが長期に渡って必要になるアーティストが向いている。


③不死鳥のフェニックス作戦


 次にフェニックス・アプローチ。これは数か月・数年ごとに業界を移り、趣味を一つずつ掘り下げていく方法である。このアプローチの人は1つのことに興味を持ったら、同時に他のことに興味を持つことが少ない。このタイプの人は深く掘り下げるのが好きだ。そして、仕事にはワクワクとやりがいを感じていたいタイプである。




最後に。


 自分自身、仕事を数年おきに変え、旅に出る生活を繰り返している。その中で、親や友人などの周りの人達から非難されることも多かった。心の中では自分は間違ってないとずーと唱えながら生活して来た。けれど、この生き方は正しいのか?ずーと不安は心中であった。


  けれどこの本を読んで少し勇気が出た。自分の生き方を正当化してくれるような本だったから。飽き性で、色々な事をやりたいけど具体的にどうすれば?と思う方にぜひおすすめです。お金や働き方の具体的な方法を示してくれている本になっています。

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