アメリカ留学<英語特訓の日々編>
さて、前回記事「アメリカ留学<きっかけ編>」の続きである。
大学の合格は無事にゲットできたが、渡米前までのあと1年間でTOEFL(PBT)を550点以上取らなければいけないという条件つきだ。
TOEFL(PBT)とは?
当時のTOEFLはPaper Based Testでリスニング、リーディング、文法問題の3セクションで構成されている。点数は最低が310点〜満点が677点のテストである。ちなみにTOEFL PBTの550点は、TOEICに換算すると730点になる。
高校3年生当時の私のTOEFL(PBT)のスコアは330点(TOEIC換算100点)であり、同学年の平均スコア450点(TOEIC換算445点)と比較してもかなり低い英語の学力であった。
今から20年以上前の話である。当然youtubeや今主流のSNSは存在せず、やっとインターネットができるくらいの時代。
英語の勉強法ですら、何が効率的で成果がでやすいのかわからない。とにかく独学で進めるしかなかった。
そこで私が実践した勉強法をご紹介する。
TOEFL550点をクリアすることが目的だったので、
英会話を学ぶのではなく、徹底的にTOEFL対策の勉強法を実施した。
英単語&熟語
ひとまずTOEFL基本の英単語3000語を覚えることにした。
1日100単語ずつ、ひたすらノートに書いて覚える。次の日は前日の100単語を復習してから、また新しい100単語を覚える。
1週間後はその週に覚えた単語を全部復習し、覚えてない単語は次の週も繰り返し復習する。
ひたすら書いて覚えたので新品のボールペンのインクを何本も使い果たした。
インクを使い果たしたボールペンが増えていくのは、これまでの努力が視覚的にもわかり、肯定感を持って勉強に取り組むことができた。
文法
文法については中学校の参考書を最初から学び直した。簡単な文法から学ぶことで、自分がどの部分の理解ができていないのかしっかりと把握したうえで、特に苦手な部分の例題が多く含まれている問題集を何度も繰り返した。1日の終わりに1行日記を英語で書き、文書の構成など学んだことをアウトプットして記憶に定着させていった。
リスニング
知っている単語の数が増えるのに比例して、単語は拾えるようになってくるが、何を聞かれてるのかさっぱりわからない。
これはひたすら聞く、スクリプトを見る、聞く、シャドーイングする、を繰り返した。聞いたことを声に出していくことで、単語と単語のつながりがくっていていたり省略されている音を、耳を通して覚えていった。
リーディング
実際のテストではリーディングはとにかく時間勝負となるので、スキミングとスキャニングのテクニックを使い、まず設問を見て何を質問されているのかを把握したあとに文章を読んで質問の答えを探していく訓練をした。
高校3年生の後半は受験シーズンで、ほとんど学校の授業はなかったので、
このような勉強法で、毎日時間割をつくり1日8時間ほどは英語の勉強に時間を費やしていった。
そして最後に一番大事なのはこれ
イメトレ
特に苦手だったり好きでもないことを目標達成のために努力していくことは非常にメンタル的にもきついことであった。それでもそれを乗り越えた先の未来の姿を想像しイメージすることにより、毎日のつらい学習のあとに、いい気分で1日を終えることができた。
そしてついにその時は来た。
入学の3ヶ月前の渡米前、自信満々でTOEFLテストを受ける。
結果は・・・・
・・・500点・・・・
まだ50点足りないんかーい!
今のYoutubeやSNSでネイティブの英語を無料でたくさん学べる環境は、当時からしたら夢のような環境である。より効率的に英語を学べる方法が無数にあるので、正直言って私のやり方は今の時代の勉強法には参考にならないと思う。
また誰の役にも立っていない文章を書いてしまった・・・
「このままじゃだめだ・・・」
<アメリカ大学生の日々>編に続く・・・かもしれない