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……書けた。

 ……やっとで書けました。私が初めて執筆した小説の改訂版。正直もう書けないかと思いました。ハァ~、よかった〜。


 すべてはこの小説を待ってくれている誰かのために。この物語の世界で生きている彼女達のために。


 このnoteで、小説を書いていらっしゃる方の記事をいくつか拝読させていただきました。皆さん小説に熱情を注いで執筆されていらっしゃいました。中には幼い頃からたくさんの小説に触れて感銘を受けた方が何人もいらっしゃいました。その頃から『小説家になりたい』と皆さん奮闘されていらっしゃいました。


 私も同じだと思っていました。でも私にとっての一番は、私の頭の中で生き続けている彼女達。『作品を世に出して多くの人に手に取ってもらう』とか、『誰かの心に影響を与えれば』とか、そういった崇高な想いが私には皆さんと比べて足りませんでした。そりゃあ、そんな考えがないと言えば嘘になります。でもどう考えたって熱量が足りないんです。


 ただ私は、作品の中で生きる登場人物達の生き様を見てほしいんだと思います。彼女達はこんなことで喜び、怒り、哀しみ、楽しみ、そして苦しんで、最後に笑うんだ――って。


 だからこそ、私の執筆はよく滞ります。基本、登場人物任せ。動いてくれたら書けるし、動いてくれなかったら書けないという。ムリに動かそうとするとズレが生じて、結局書き直す羽目になるんです。


 今回の作品もそうでした。「なんか変なことしてるなぁ、この二人……」と主人公二人の行動が理解できず、とりあえず放っておこうと違う作品を書いてからまた戻ってきたら、知らないうちに「うん、そうだよね!」っていう行動を取ってくれました。

 本当にありがたいです。私には他の方のように物語を創る才能も、文章力もないから。自分が平凡なんてこと、自分がよく分かっているから。それでも大切な彼女達のために、私は私の作品を受け入れてくれる誰かへ物語を届けたいと思います。



 ということで、近々AmazonのKindleにて出版する予定です。

 さて、頑張ろう!




【文章】=【異次元の世界】。どうかあなた様にピッタリの世界が見つかりますように……。