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karin225
寄り添うってなんだ?
「どんな医療人になりたいですか?」とよく先生方や先輩方に聞かれる。
僕はこの質問の意味がわからないし
答えがある訳では無いので
「患者さんに寄り添う事ができる人。」と答えるようにしている。
でも寄り添うってなんだ。
怪我をしていない僕は
怪我の痛みはわからない。
女性ではない僕は
女性のことは分からない。
残念ながらその立場にとって変わることはできない
大学の教授に「寄り添うってなんですか?」
と聞いたことがある。ただただ疑問で答えに繋がるヒントが欲しかった。
教授は「それは誰も分からない。けど寄り添うことができる人はいるし、寄り添ってもらったと感じる患者さんはいる。」と返答頂いた。
ぼくはその時、寄り添うのは何に寄り添うのかを考えた。その人に寄り添うとはその人の何に寄り添うのか。
「そうか感情だ。」
感情にたいして共感することだろう。
僕は知らず知らずのうちに相手の立場や状態への理解が寄り添うことだと思ってしまっていたのだ。
そりゃ怪我の痛みはわからないし、女性にはなれないけど。痛いという感情はわかる。悲しいという感情はわかる。
感情は人類共通だから。
立場ではなく感情に共感する。
それが寄り添うことなのだと思う。
それが正解かは分からない。
感情に寄り添うことに正解なんかない。
答えにパターンは無い
自分の答えを持っていることが大切だと信じて。
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