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ヒカリノツブ38 岡本太郎

岡本太郎さんについては
『芸術は爆発だ!』
っていうキャッチコピーを知っている
そして
日本を代表する芸術家である
その勢いとかネームバリューとかが
メジャーすぎて
素直にゆっくり感じる機会を持つことが
できないままでいました。。。

しかし直接ここに行ってきました!
川崎市岡本太郎美術館

今回は『岡本太郎とにらめっこ』というタイトルの展示で
『顔』をテーマに描いた絵画作品と彫塑作品など30数点と
大阪万博の時の『太陽の塔』を作った時のエピソードや
70年代当時の『太陽の塔を体験できるバーチャルツアー』など
太陽の塔の中の展示の実際のものなどを見ることができました

生田緑地という場所にあって、駐車場からも結構山の中を歩いたりできて。。。
美術館が山の中に自然のなかにあって
縄文時代の文化を大事にかんがえていた岡本太郎さんの気持ちにも
ピッタリなのだろうなあ。。。と感じました。

実は私、『芸術は爆発だ!』というフレーズ
苦手だったんです。。。
ば〜ん!どうだ〜!と。。。
すごいのを作らないといけない気がしてしまって。。。

もちろんせっかく作るのなら
『いいね』がほしかったりもするけど。。。
必ずしもソレが作れるわけでもないわけだから作品って。。。
とか思ってた。。。なので、ソレが言えるのは
岡本太郎さんだからなんだよね〜きっと。。。って
思っていた。もちろん、岡本太郎さんだから『芸術は爆発だ!』が
ピッタリなんだし。。。

しかし、今はこの言葉が好きになりました。

なぜなら

『芸術とは人間と人間の心のぶつかり合いである』
というようなことを生前の動画の中で仰られていて。。。
それは
作品を見た時に『なんだこれは!?』という気持ちが湧いたとする
そして
その『なんだこれは!?』という思いと作品の存在を自分の心の中で
葛藤(ぶつけあい)させる
それを感じてゆくことが芸術であり
芸術とはまっすぐに心と心をぶつけ合うことである。

だから、作品自体が芸術ではなく
人の心こそが芸術であり素晴らしいことなのである。。。と。。。

さすが岡本太郎さま!です。。。
大事なのはお互い人間であるということ。。。だと。。。

『いいかい、怖かったら怖いほど、逆にそこに飛び込むんだ』
とか
『ぼくはいつも自分が純粋に感じたこと、考えたことを、理解されようがされまいがダイレクトにぶつける。』
とか
大好きな名言も実は知っていました。。。
それでも『芸術は爆発だ!』って言葉にはアレルギー感じていました。

だけどもう、今はこの言葉が好きになりました。
芸術とは人そのものの爆発(思い)だということを
はっきり表現してくれていたのだから。

そして『月の顔」もつくってくださっていたことにも
大感激して帰ってきました
素晴らしい生田緑地を楽しんだりしつつ
また次の展示に行こうとおもいます(すっかり大ファン)

あ、そしてこの爆発を推奨してくれる岡本太郎さんは
まぎれもなく
生まれたままの魂の光を
そのまま地球の上で輝かせてくれた
ヒカリノツブだなあと。。。

そして
月の顔

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