206: Leonard Cohen / Famous Blue Raincoat

タイトルに「New York」が入る曲はあまりにも多すぎるので、ちょっとひねって、タイトルには入らないけど、ニューヨークにちなんだ歌を考えていて、思いついたのが、この曲です。
カナダのシンガーソングライター、レナード・コーエンが、1971年に発表した3rdアルバム『愛と憎しみの歌』に収録されていたこの曲は、様々なアーティストにカヴァーされている彼の代表曲の1つです。
ギターの弾き語りを基調とした、非常に少ない音数で演奏されているがゆえに、彼の歌声が生々しく響きます。ちなみに、ライブでは楽器が追加されることが多く、それがまた曲の雰囲気を変化させることで、新たな魅力を引き出しています。
そして、この曲の最大のポイントは歌詞。ニューヨークに住む主人公が、三角関係の恋敵となった男性に送った手紙の形式で書かれているのですが、すべての意味が分かるわけではないのに、ところどころゾクッとするような表現が散りばめられています。
ご興味のある方は、一度歌詞をググってみることをおすすめします。

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