426: Queen / Crazy Little Thing Called Love

クイーンのアルバムでUSナンバー1を獲得したのは、意外にも1980年の『ザ・ゲーム』1枚のみです。
このアルバムにはUSナンバー1シングルが2曲収録されており、そのうちの1曲がこの曲でした(UKは2位)。
それまでとはガラッと異なるロカビリー風の曲調に驚かされますが、フレディのロック・ヒーローであるエルヴィス・プレスリーに捧げた曲と言われると、なるほどと思います。
ちなみに、もう1曲のUSナンバー1は「Another One Bites the Dust」(邦題「地獄へ道づれ」)ですが、こちらはディスコ調のナンバーで、これまた従来のクイーンの楽曲とはかなり毛色が異なります。
サウンドの変化に戸惑ったファンも多かったのかも知れませんが、そもそもクイーンは、登場した時からハード・ロックにもグラム・ロックにもプログレにも属さない、ジャンル感のないバンドだったことを思えば、驚くほどのことではなかったのかも知れません。

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