100: The Beatles / A Day In The Life

100曲目は、ビートルズに登場していただきましょう。
この曲は、名盤『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』の、あまりにも有名なエンディング・ナンバー。
とにかく、やることなすこと、常識外れとしか言いようがない曲です。
40人編成のオーケストラをスタジオに集めたかと思えば、指示した内容は
「各自の楽器の最低音から最高音まで、なるべく滑らかに音階を上げていく」
「隣の人とは同じ音を出さない」。もう、無茶苦茶です。
でも、その無茶苦茶を4回重ねて録音したエンディングは、誰も聴いたことのない唯一無二の「音の塊」となりました。
そして、その音の塊が終わり、一瞬の静寂の後の「ガ~~~ン」。
誤解をおそれずに言えば、アルバムの最後にこの曲が無かったら、『ペパーズ』がこれほどまでに高評価を受け、「ロック史上の最高傑作」と呼ばれることはなかったのではないかと思います。

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