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2022年8月の記事一覧
594: The Monkees / Pleasant Valley Sunday
遅くなりましたが、8/23分です。(なお、8/24は都合によりお休みさせていただきます) ゴフィン&キングが提供した作品で、個人的に推したいのがこの曲。 1966年にデビューし、大ブームを巻き起こしたザ・モンキーズ。そんな彼らが、人気絶頂期の1967年にリリースしたシングルがこの曲(US3位/UK11位)。 マイク・ネスミスの弾くギター・イントロが実に印象的です。 この曲を含むアルバム『Pisces,Aquarius, Capricorn & Jones Ltd』(US1位/UK5位)は、邦題が『スター・コレクター』で、最初「なんじゃ、そりゃ⁉」と思いました。 おそらく、アルバムのラストに収録された曲のタイトルからとったものと思われます。そういえば、この曲もゴフィン&キングの作品ですね。 ザ・モンキーズは、メンバーがオーディションで集められた経緯から、どうしても「作られたアイドル」という偏見がつきまといますが、50年以上たった今でも同じような企画が有効であることを思うと、かなり先を行ったアプローチだったのかも知れません。
587: The Heartbreakers / I Wanna Be Loved
タイトルは似ていますが、曲の方はまったく似ていない。今日の曲は、そんなつながり方です。 ジョニー・サンダース率いるハートブレイカーズが、1977年にリリースした唯一のアルバム『L.A.M.F.』(何の略かはあえて書きませんが、気になる方はググってみてください)。 このアルバム、製作された時期に加え、ロンドン録音であることから、「パンクロック」のカテゴリーで語られることもありますが、サウンドは純粋に「ロックンロール」だと思います。 この曲はアルバムの4曲目に収録されていて、AメロとBメロ(=サビ)のみで構成される、シンプル極まりないロックンロール・ナンバー。 これをギター2本とベースとドラムスで演奏するというスタイルと併せ、ロンドン・パンクのお手本となった作品の1つと言えるでしょう。 ニューヨーク・ドールズやハートブレイカーズのメンバーとして、NY音楽シーンの重要人物だったジョニー・サンダースは、日本でも人気のあったミュージシャンでしたが、1991年に38歳の若さで亡くなっています。