600: Tiny Tim / I'm A Lonesome Little Raindrop

記念すべき600回目もタイニー・ティムに登場いただきます。
彼の最初の3枚のアルバムはリプリーズ・レコードから出ているのですが、最後の3枚目は子供向けの曲を集めた『フォー・オール・マイ・リトル・フレンズ』で、当時、グラミー賞にもノミネートされています。
彼の最大の武器は「人間ジュークボックス」と呼ばれたほどのレパートリーの多さで、何でも「40年代以降にラジオで流行ったヒット曲は全部歌える」という宣伝文句があったほどでした。
ところが、この曲はさらに古く、オリジナルは1920年(!)のミュージカル・ナンバー。つまり、曲が書かれてから、もう100年以上が経過していることとなります。
「僕は一人ぼっちの小さな雨粒/降る場所を探しているんだ」と歌われるこの曲の歌詞が、明日から新しい場所での仕事が始まる、今の自分の気持ちとシンクロしたので、取りあげてみました。

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