(第19回)社会保障・福祉制度等の申請での壁の一例
・前置き:社会保障制度は最大限に活用すべし
社会保障制度は最大限活用しましょう。後々の人生設計において取れる選択肢が格段に増えます。
周りから咎められる筋合いはないし、勤務先には自分から言わなければ絶対に知られうこともないです。
もし、社会保障を受けることに対して気後れしたり、罪悪感を感じる人がいたとしたらこう考え見てください。
我々は脱税してるわけでも犯罪を犯してるわけでもズルをしているわけでもないです。咎められる理由はないし、言わなければ誰も障害年金等をもらってるなんて気付かないので周りからのヘイトなどに怯える心配もないと思います。
社会保障制度の活用についてはとにかく早いうちに行動する事が重要です。なぜなら早ければ早いだけメリットを享受することができて後々の人生設計の選択肢が増えるからです。
キャリアアップや社会への積極的な参加を目指すのもいいし、ある程度の見切りをつけて引退を少し早めて静かに平穏に暮らす選択をとってもどちらも十分に価値がある事だと思います。
とちらの選択肢をとっても社会保障制度を活用する事自体は損にはならないはずです。
条件が整えば社会保障制度を受ける権利は十分にあります。
遠慮する必要は一切ありません。貰えるものは貰っておきましょう。;
・社会保障制度の活用の一例について
各種社会制度を利用するにあたり、壁となりそうなものをいくつか解説したいと思います。
・障害年金申請の壁
障害年金の申請方法については過去の私の記事をご覧いただけるといいかと思います。
リンク:(第7回)どれくらい見えなくなったら障害年金がもらえるか?
リンク:(第8回)障害年金の申請方法
「自分の現在の症状でもら得るのかがわからない」
「どこに申請したらいいのかわからない」
「何を用意すればいいのかわからない」
というう感じで、ネットで調べても小難しい用語ばかりで理解できなくて挫折する人もいるかと思います。
一番楽なのは申請のプロである社労士さんに依頼することです。
もう全部社労士さんに全部ぶん投げるくらいの気持ちで頼ってみましょう。
障害年金は等級にもよりますが年間で60万円から200万円受給できます。
後回しにしてしまうとその分、もらい損ねが生じてしまいます。
自分でやるのがしんどいようでしたらとにかく社労士さんを頼ると、本当に楽だし、今後も楽になります。
・障害手帳申請の壁
障害手帳の取得方法は私の過去の記事を参考にしてください。
(第5回)障害者手帳の取得方法、取得で受けられるメリットについて
基本は役所の障碍者支援課にと合わせて申請書を取り寄せて、医師に診断書を書いてもらって、役所に申請書を提出するで終わりです。
障害年金ほど難しくはないのでそんなにハードルは高くないと思います。
不安な場合は、一つの方法として地域の介護事業者などのケアマネージャーと呼ばれるような方に相談して、「障害手帳を取りたい」と相談してみてください。
力になってくれると思います、
・障碍者支援サービスの壁
同行援護などを利用したいと思った時に、まずどうすればいいかがわからないと感じる方がいるかもしれません。
大まかな流れは、まず役所の書会社支援課に同行援護などの障碍者支援サービスを利用したいと相談し、職員の面談・ヒアリングを受けてケアプランと呼ばれるものを作成して役所に提出します。
後日、役所から認定を受けると同時に受給者証が届きますので、介護事業者を自分で探して受給者証を提示して契約を結ぶ。という流れになります。
これもだいぶややこしいので、もう最初から近くの介護事業者を探してケアマネージャーに相談するのが一番楽です。
介護業者はネットで検索するか、役所の障碍者支援課が事業者リストを持っているので、問い合わせるかHPを確認してみるといいでしょう。
障碍者支援サービスの利用については後日、改めて記事にしたいと思っています。
・日常生活用具支援給付の壁
拡大読書器や遮光眼鏡、白状を購入する時は、この制度を利用すれば1割負担か無償支給になるのですが、この手続きも多少わかりにくいです。
対象の用具を取り扱う店で実物を確認し、区市町村宛の見積書をお店で作成してもらってから、役所に制度を利用して用具を購入したい旨を伝えます。
役所から申請書が届きますので必要事項を記入して見積書と一緒に提出。
後日、役所から支給券が届くのでそれをお店に持って行って1割分のお金を払って用具を受け取る形になります。(無償支給の対象者の場合は無償で用具を受け取ります。)
これについても後日に改めて記事にしたいと思います。
・税金の有風制度
障害手帳の等級により所得税が優遇される制度です。
すごく大雑把にいうと、所得が一定数ある人はこの制度を利用すれば毎年13,500円から8万円の間で所得税が安くなります。(所得が多い場合はもっと安くなる可能性があります。)
会社強めの方は年末調整で扶養控除等異動申告書の「障碍者控除」か「特別障害」の項目にチェックをして申告するか、会社に障碍者であることw知られたくない場合や、自営業等の方は確定申告で「障碍者控除」は「特別障害控除」にチェックをつけて申請すればOKです。
これについても後日改めて記事にしたいと思います。
あとがき
繰り返しにはなるのですが、個人的意見として、今後の人生において上を目指すのも、向上心を横にひとまず置いて静かに暮らすのも、どちらも十二分に価値がある事だと思います。
どちらを取るにしても社会保証制度を活用する事それ自体は何も損にはならないはずだと思っています。
大体のものは一度申請すれば後は何もしなくても恒久的に、自動更新でメリットを享受できるものなので、最初の壁さえひとまず乗り越えればとにかく生活が楽になるはずです。
生活が楽になれば物事を考える余裕も自ずと生まれてくると思います。
しんどい状態ではあるかと思いますが、ここの一踏ん張りは本当に今後に生きる部分が大きいので踏ん張りどころだとなんとか後押しできたらと思い、今回の記事を書かせていただきました。
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