私が20代半ばの頃、初めてとある編集部に入ったときに持った感想は「フリーランスで生活している人ってこんなにいるんだ!と思った。
新卒で入社した会社に3年務めて、1~2年フリーターっぽいことをして編集部に入社した。その頃、「ノマド」というワードが出てきていたころで、長期的に見ても(結婚とか子育てとか)そうゆう働き方がしたいとぼんやりおもっていた。
実際に入社したときに「フリーライター」「フリーカメラマン」「フリーデザイナー」がたくさんいて、「本当に、自由に仕事して稼いで生活成り立ってる人いるやん!」と思って驚いた。
そして今、私も「フリーランス」になった。働き方としてはすごくいいけど私も年を重ねていてたまにしんどいなーと思う。とにかく情報量が今多い。
あの頃から10年がたち、「ライター」と名乗る人は山のように増えた。珍しい人種じゃない。ネットメディアも生まれては、消え、数を増やし、「更新」されたものを皆が眺めている。自分には関係のないことだ、と思いつつも、「情報発信」に対する憧れもなくなった。
「暮らしの手帖」という雑誌にこんなことが載っていた。
誰かに認められたい!という気持ちは誰にでもあって、私にもある。
だけど、他人からの評価って別にそんなに重要じゃなかったりする。
メディアはうまく使うべきで、使われる側に回るのは辞めよう。