母の仕事の代わりはしても母(妻)をやる気はない件

前述の通り母が入院した

急遽入院が決まり、父からも母からも妹からも「姉ちゃんが休職中でよかった」と言われた

私的には焦りながら求職しており、
マジか…活動と並行できんのかなという感じだったのだが。
みなさん的にはありがとう無職という感じだった
予定も断った

何せ予定外の入院なので
入り用な荷物を運ぶ
手術に立ち会う
面会はできないけど荷物を運ぶ

やっぱりあれがいると言われまた荷物を運ぶ

給湯室壊れていると聞き、水を買って運ぶ

家の母の仕事をする

母が好んでしていたことを、帰ってきてもできるよう引き継ぐ

母が人から預かっていたものを大切に育てる

母に届けてと届く荷物を運ぶ

そんな日々

中でも一番大変なのが父のご飯時間だ

基本的には波平さんを想像して貰えばいい
いつ機嫌が悪くなるかわからない面倒なタイプ
普段はほぼ喋らない
店員に怒るタイプだ

父から「帰りの電車に乗ったら電話をする」と言われた
まんま、母だ

1日経って酔った父に「リトルマザー」と言われた
いやあんたの嫁ではないんだ
ましてあんたの母ではないんだ

母に毎日話している事を
毎日同じ事を
ずーっと話している
落語かと思うくらい一緒
落語家ほど話が上手いわけではないので
1週間で飽きてしまった

突如違う話題が入ると思えば
テレビの感想で
見ていなかった私には訳はわからない

時々逃げてはみるが
大声で呼び戻される
酔った父が何かやらかすのだ

中でもホント信じられなかったのが
「ビールの空き缶を食卓に放置したままにする」事だった
母からそういう人と聞いたが
腹立たしかったので
3日間片付けなかった

そうしてやっと父はゴミをゴミ箱に入れる事を覚えた

同じゴミ関係だが
母は分別を3つにしていた
そのうち1つが、さらに3つに分けなければならないものだった

「え、無駄じゃん
最初から分けて入れればいいのに」

そうぶつぶついう私を父は困った顔で見ていた
怒られてる感じもあったのだろう
缶は2日分食卓に溜まっていた

前日にまとめたゴミを朝出すためにガレージに置いておいた

父から「ゴミ出しとくな」と言われた
父はゴミを出す事を知ったようだった

母が退院してからもゴミを捨てることとゴミを分けることはして欲しいと切に願うばかりだ

この生活をして分かったのは
私は今は父が「恥ずかしい」

人前で大声で喚いたり
自分が正しいと考えたり
手術前の母に注意をしたり
待合で喋り続けたり

多分私はACで
父に愛された記憶がなく
いまだに父が話し出すと固まる
(妹がそれを見て驚いていたが)

怖いに恥ずかしいが加わっていると実感する時間だった

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