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今は聞かなくなった草食系男子

みなさんおはようございます。本棚を整理していたら、昔買った本が出てきたので、紹介します。その名も「うわさの草食系男子」。15年くらい前だったでしょうか?草食系男子なる言葉がはやりました。女にガツガツしない男たちといった意味で使われていました。

でもよく考えてみると、それ以前の世代がガツガツしすぎていたのでは?って思ったものです。そのころの若者たちはそういうガツガツした人がかなり減ったという傾向があったのでしょう。ただそれもある意味当然かもしれません。女性側だって優しい男を求めるようになれば、必然的にそういう人が増えますし、学校教育だって、ゆとり教育やポリコレ教育が進めば、こうなるでしょう。

逆に言えば、女性がそれだけ大事にされるような時代になったのに、彼らは攻撃対象になったのは、個人的には解せないと思っていました。自分たちから男たちに優しさを求めたくせに、弱くなったというのは身勝手すぎやしないか?個人的な意見で恐縮ですが、ゆとり世代とバカにされた人たちは決して弱い人たちだとは思いませんでした。頭だって上の世代と比べたら失礼だけど、とてもいいし、仲間意識も強い。素行の良い人も多かったから、自分もそういう人と仕事していても、とてもやりやすいです。その上合理的な判断のできる人が多かったです。

あと余談ですが、草食系なんていいますが、実際の草食動物は生存のためにものすごく活力があります。象なんか典型的ですが、普段はおとなしいけど、怒ったらそこらへんの肉食動物よりずっと狂暴になります。それに群れを作り、子供たちを守ったりと生存競争にさらされるため、我々が思っているよりずっと過酷な生活をしています。

そんなわけで、イメージだけが先行して定着してしまった言葉だな、って思った次第です。こういう分析も一方では面白いけど、他方では攻撃材料として使われることがあるため注意しなければならないです。○○世代のように一括りにすることは当たっている部分もあるとはいえ、一方では危険性もある言葉です。大げさかもしれませんが、世代の排斥運動に発展しないか心配でもありました。

そんなこんなで、古い本を引っ張り出して来て、いろいろなことを思い出したものです。

では本日はこれにて。今日もここまで読んでいただきありがとうございました。

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