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今は未来の通過点

先日、京都に移住することについての憧れと怖さについて綴ったことに対して、とても優しいコメントを頂いた。
「この世界の誰かが、答えてくれるんだな。」
そう感じた。
こういう、近すぎない、糸のような繋がり方が好きだ。
コメントを丁寧に、こんな特に有名でもなんでもないnoteに残して下さった心優しい方々に感謝しています。ありがとうございました。

あれから、1つ気になっていた京都の求人に、カジュアル面談を申し込んだ。会社の説明や質疑応答を聴いて、どうするか決めたかったから。
結論から言うと『少し求められている事が私には荷が重い気がする』だった。私は悩んだ。膨らんでいた気持ちに反して、僅かに警報が聞こえた気がしたから。

私は勢いに乗って行動して、意外と結果を流れで出すのは得意なタイプで、やりたいと思ったことをこなしたり叶えるのが上手い人間だと思う。でも、逆に想像と違って全く自分に合わない、となることももちろんあった。
その経験と勘が『少し待って』と囁くのを感じた。
人間は、見たいように物事を見ようとする生き物だと思う。
一度かけてしまった価値観の眼鏡のレンズを通して、世界を見てしまう。バイアスがかかる。ここで大事な判断をたった一人で行うとだめな気がした。

私の友人に占い師がいる。
その子とお茶をしながら、京都の会社を受けるか、福岡で転職活動をするべきか、第三者視点で見てもらうと思った。
結果、カード的には『転職激推し』。
ただし、いきなり京都ではなくて福岡で、ちょうどいい会社があると出た。
上記の気になっていた会社については、私の気持ち次第とのことで、受けてみてもいい、別に受けなくてもいい。と出た。
いきなり移住は疲れたり、何か今引っかかってるものがあるなら、飛び出さずに福岡にいたほうがいい、とのこと。 これはその通りでびっくり。
ちょっと会社方針とズレてる気がして、やめようか悩んでたのだ。

今まで私がやってきたこと・得意なことの延長線上で良い会社が見つかるっぽいから、今悩んでる事で頭を一杯にしてるのは違う、そんなところでエネルギー使ってたら勿体ないぞとのこと。 見ていた求人は、あくまで私が転職に動き出すための起爆剤みたいなもので、今の会社に残り続けるのではなくて、あともう一社転職をして、別の会社の仕事・人を見るという経験をしてほしいのだそうだ。

私はこれから先、結婚・出産・子育て……女性にとって大きなライフステージの変化が起きる未来を望んでいる。
だからその手前で、あともう一度動いてほしいというメッセージだった。
大きく仕事内容を変えるのではなく、今までの経験と私自身が得意なこと・苦じゃないことを生かせる仕事に就き、育休や産休が安心して取れるように準備を整えて、私の気持ちが落ち着いたタイミングで結婚という次の経験を持ってきたい……そのための準備を今の私にさせたいのだという。
物凄い高い視点から私の人生を眺めて、より良い経験を得られるように采配している“なにか”の存在を感じて、感心と同時に少しの恐さを覚えた。
占い師の友達は「神さまとかご先祖様とかを大事にしてて、守りが強いからさ、もうめちゃくちゃ手配しまくってくれてるんだよ」と笑っていた。本当かは分からないけれど。

私は最初、「じゃあ別に今の会社にいて淡々と仕事して婚活すればよくない?」と思った。仕事は社内では評価されている方だし、人間関係も悪くはない……少し不満を我慢すれば耐えられるから。
でも、占いで出たメッセージは、
「別に転職しなくてもいい、けど、するのとしないのとでは未来の私の広がり方がまた違う。結婚しても働きたがるっぽいので、その時に見える景色が別物になるから、今の私に動いておいてほしい」という内容だった。

無駄が嫌いで最短ルートで行きたがる性分だけど、一見まわり道に見えるルートでしか出会えない縁や経験がある。登山みたいに、ぐるりと周ったときにしか見えない景色があるんだよ~と言われた。
結果だけじゃなくて、その過程が後から効いてくる、先の未来への投資になる。『たしかに』と腑に落ちた瞬間だった。

ここで、私の好きなコンテンツの話になるのだけれど、私は『アイドルマスターSideM』という男性アイドルコンテンツが好きだ。
※一応、推しのアイドルのプロフリンク貼っておきます。

SideMのコンセプトは「理由(ワケ)あってアイドル」。
人間誰しも、生きていく中で挫折や後悔、暗い過去や心の傷ができるもの。でもそこで立ち止まらずに光に向かい続ければ、必ず自分にとって最高の景色に辿り着ける。一人じゃ無理でも、誰かが支えてくれる。
過去が未来を輝かせていく。だから、もう一度立ち上がろう。
一貫して、強く優しいメッセージを届けてくれるのだ。だから私は大好き。
説明が長くなったが、このSideMの楽曲のなかに『Take a StuMp!』という曲がある。
この曲の始まりのフレーズは「まだまだ通過点さ!」だ。次いで、「勝利も敗北も 欲しい明日へのロードマップさ」に繋がる。

今回の占いでの言葉を貰って、このワードが頭に浮かんだ。
「まだまだ通過点」。
過去があって今がある。今、ここが自分の最先端だと捉えてしまう。けれど、未来から見たら今は通過点。通り過ぎていく一瞬なのだ。
そう考えると、今は幾らでも変えていけるし、選択一つで未来は大きく変えていけるのだ。先の記事の「移住」にしろ、「転職」にしろ。
辿り着く結果は大体同じだとしても、通る道が違えば出会う人や場所、縁が変化し、得られるものがトータルで見たときに大きく異なる不思議。
結果がすべてではなく、その過程に意味がある……というところに思考が辿り着いて、フッと何かが着地した。

今背伸びして移住まで飛躍しなくてもいい。その夢は鞄に大事にしまっておいて、いつか縁やタイミングが巡ってくるなら行けばいい。
それよりも今優先するべきことは、今ぼんやり力を持て余して、ぬるま湯みたいな職場から早く抜け出て、もう少し自分の能力や特技を求めている場所に行くこと。そして、そこで落ち着けたとしたら、一人暮らしの夢から叶えてみればいい。そのまま結婚の縁が巡ってくるかもしれない。

今回のnoteはなんだか整理も含めてとても長くなった。
もしもここまで読んでくださった方がいらっしゃるなら、ありがとうございました。
未来は今の延長線。100年程度の一度きりの人生、沢山悩んで挑戦して失敗してもそれが経験になって、いつか振り返った時にどれも思い出として笑顔で眺められるといい。死ぬときに持っていけるのは、金や名誉ではなくて経験と思い出のみと聞く。どれだけ迷ってもいいから、自分にとって「幸せ!」と感じられる未来に続いていくような選択をこれからもしていきたいと思う。


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