引用した人の間違いを指摘したらとんでもないことになった件
ある日noteの通知に年間読書人(以下読書氏)というけもフレアンチの方からコメントが来た。内容としては私のレビューを引用紹介するとのことだった。
読書氏はククリーナ氏等の比較的右派系の思想が多いけもフレアンチ界隈でも珍しい左派よりのけもフレアンチで、例えばイスラエル批判や故安倍晋三元総理大臣の国葬への批判や資本主義に対する批判等が挙げられる。
読書氏が引用して下さった記事を見てみたところ私の解釈とは違った形で引用したので、それをコメントで指摘したらとんでもないことになってしまった。今回は「第2の初代けものフレンズ」と言う表現を巡るコメントでの激論について解説する。
訂正を求めただけなのに・・・
私が読書氏の文を見てまず初めに感じたことは、異常なまでに長く読みにくいことだ。例えば私は見出しを用意して文章を区切っのたり、キーワードや重要だと感じた事柄等は太字にしたり、内容をなるべくかなりわかりやすくまとめるなど工夫をしている。
だが、読書氏はその様な配慮は余り無く、大量の文章かつ詩的でやたらと回りくどい表現を多用していると私は感じた。その為自分の文章を引用した箇所を見つけるのが大変だった。
記事の内容としては長ったらしい前置きの後、読書氏が今まで書いてきたたつき監督関連の記事の説明をした上で私の記事を引用し、そこからキズナアイ騒動に触れた上で公式を盲信する人間を創価学会や統一教会に例える、KADOKAWAのオリンピック賄賂騒動に結びつけるなどを論じていた。
そして肝心の私の記事についてだが、第2の初代けものフレンズと言う表現を「『初代けものフレンズ』のようにとまでは言わないまでも、それなりに『売れた商品』ということでしかない」と読書氏にとって都合よく解釈され、そこから上記の持論に結びつけたのだった。
有り体に言えば私の記事は読書氏の論評のかませ犬となったのだ。実はこの記事を書いたのは第陸陸陸代目幼膣天皇緑人間なる天皇家を自称する頭のネジが吹っ飛んだ痛い人物がケムリクサを売れなかったと叩いていたことに疑問視したことが切っ掛けだった。
そこから福原元Pとたつき監督の黄金コンビが作った話題作だったケムリクサがなぜ初代けものフレンズの様なニコニコ動画を中心とした一大ムーブメントを起こさなかったのをまとめた上で、おまけとしてけもフレアンチ界隈にボロクソに叩かれたけものフレンズが生き延びたのかを書いた。
私は第2の初代けものフレンズの意味に対して訂正をコメントした。ところが後日、とんでもない量のコメントが流れていた。ここからは私の読んだ苦行を体験して貰う為に全文ノーカットでお届けする。
如何だっただろうか。正直間違いを指摘して訂正を求めただけでこんな長文が来るとは思わなかった。私の前のコメントに対してはあっさりとコメントしたばっかりにドン引きした。
この長くて難解なコメントを私が訳すと読書氏が言いたいのは「アッキー氏の説明不足が原因なので、アッキー氏が補足説明をするべきで、私の記事にケチをつけないで欲しい。」と言ったところだろうか。
読書氏がなぜこの様な解釈をしてしまったのか
ここからは読書氏がなぜこの様な解釈をしてしまったのか考察していく。
私は飽くまで初代けものフレンズの様な流行に至らなかった事を述べていたからで、けものフレンズ2が第2の初代けものフレンズとは言っていないからだ。
それなのになぜ読書氏は売り上げの問題と解釈をしてしまったのか考えてみたところ、読書氏が私の記事の売り上げ部分に注目してしまったからだろう。
元々左派寄りである読書氏にとってメディアミックスやキャラクタービジネスは唾棄すべき敵だと考えるのは明白である。
現に記事内では「『作品本位』の私からすれば、そんな『KADOKAWA流の価値観』での評価など、何がなんでも『金儲けがしたい人』以外には、『無意味』なのではないか、ということにしかならない」、「決して『作品としての正統性』を問うているわけではなく、『商品としての正統性』を問うているだけ」と明確に敵視している。
それ故に私が「(第二の初代けものフレンズになれなかったのは)ケムリクサが商業的失敗が原因」と言う表現に注目してしまったのだろう。
また「第2の初代けものフレンズ」を一般層を取り込んだたつき監督作品の比喩表現として使ったことを理解できると私が思い説明していなかったことも解釈を推し進めた原因になってしまったと考えている。
コメントの中での論争~怒涛の57コメ~
その後読書氏のコメントを確認してみたところ、なんとコメント数が63と異常なまでに増えていた。どうやらもるにあの怨霊(以下怨霊氏)と言う人物の記事が切っ掛けで、そこから怒涛の57コメントによるレスバが発生したようだった。
もるにあとはたつき監督が例の流行り病の時期に始めたラジコン及びの一種でへんたつ以降音沙汰が無かった時期のたつき監督関連の作品故かファンから異常なまでに期待されていたのだが、残念ながら現在はβテスト開発発表後は動きが無い状況になっている。
怨霊氏が書いた記事の内容としては読書氏の記事の長さに対する指摘とそれに対するどこがどうダメなのかや添削などが書かれていた。それに対して読書氏は怨霊氏のことを捨て垢呼ばわりしてしまい、それが切っ掛けで仁義なきレスバトルが勃発したのだった。
読書氏は「『けものフレンズ』と『けものフレンズ2』の区別もつかない、アニオタ」、「ご都合主義の『誠実』ぶりが、本物ではないというのと、同じ」、「国語のテストでも『この時、Aはなんと思ったでしょうか?』みたいな問題には、『書かれていないので、答えられません』とでも、答えていたのでしょうね」、「誰も認めてはくれない強がりを垂れ流すだけの、負け犬の人生を送ることになる」「あなたがどんな人間であるかを、あなた自身が直視できないのが、哀れ」、「ネトウヨなんかと同じで、ずいぶんイキっているけど、所詮は『捨てハンドル』の『匿名』でしか、物の言えないチンピラなのは明らか」等と攻撃的な発言が多かった。
怨霊氏も「不誠実で無責任なあの監督と、陰湿でヒステリックで不寛容なその信者」、「(親けも2絵師に対して性犯罪デマを擦り付けて炎上や反たつきと取れる言動を行ったユーザーの本名を晒す行為を挙げた上で)汚物に触れるにあたって手袋を付けない理由が無いのと同じ」と攻撃的な発言もあったが読書氏と比べるとそこまで多くないと感じた。
それにしても気になったのは読書氏の私に対する解釈の異常なまでの過信だ。読書氏は怨霊氏に対して「(読書氏の解釈の余地は無いと言う怨霊氏の発言に対して)その解釈の余地があるから、多くの人は、私の書いたことに説得力を感じる」、「アッキー氏の文章を「誤解」したのではありません。
アッキー氏ご本人より、正しく読んだのですよ。それが「優れた読解」というものです。」とナルシシズムに満ちた発言をしていた。
その後読書氏は怨霊氏に対しての反論記事を書いたようだ。内容としてはいつも通りのコンテンツ批判及び読みにくいと言う意見に対する読書氏の考えが中心となっていた。
読書氏曰く「『活字の本』を、ましてや『文学書』を読んでいる読書家にとって、『読みやすさ』は至上価値ではない、というのは自明な話である。」ようで、読みにくい文章であってもそれに見合う「中身」があれば価値のある文章で、「文学書」を読む読書家にとっては「読みやすい本=優れた本」ではなく、「読みにくい文章=無価値な文章」ということにもならないそうだ。
また例えとして、ドストエフスキーやプルーストやサルトス等の文豪等も読みにくいが、哲学的な内容を物語に託して書いており、それが「読みやすくてわかりやすい文章」で書かれた「ラノベ」より「劣る」ということにはならないそうだ。
その他気になったこと
ここからは記事内で気になったことをまとめてみた。まずケムリクサの画像に関してだが、オリジナルアニメ版をテレビアニメ版と紹介しており、逆にテレビアニメ版をオリジナルアニメ版と紹介している点だ。これは怨霊氏も指摘いなかったと思われる。そもそも手っ取り早くケムリクサを見たいならオリジナルアニメ版はニコニコ動画でirodoriが投稿していたので見て欲しい。
また統一教会や創価学会問題に関して「『現実』に基づかない『幻想』への依存は、結局のところ、その本人だけではなく、周囲の者まで不幸にする場合が少なくないし、社会的な害悪にもなる」の部分で気になったのはこれはけもフレアンチ界隈に見事なまでクリーンヒットすることだ。
例えば、あるけもフレアンチ投稿者がニコニコ動画にて「京都アニメーション放火事件の青葉容疑者はKFPの鉄砲玉だった」と言う陰謀論を拡散していたり、とあるネット掲示板にて「反社会的勢力や売春斡旋組織と関わりがあり、一部の声優も枕営業した」とデマ発言をしていたりもしていたのだった。それも読書氏が大嫌いな匿名での発言だ。
因みに読書氏はネトウヨを嫌っているようだが、残念ながらけもフレアンチ界隈の大半はあなたの言うネトウヨで、例えばククリーナ氏なんかはアメリカ合衆国大統領選挙に対して陰謀があったと発言やウクライナはネオナチ等と発言をしている他、大物アンチツイフェミ投稿者暇空茜氏を支持している。
おまけ ケムリクサが第二の初代けものフレンズになれなかった3つめの原因
最後におまけとしてなぜケムリクサが第2の初代けものフレンズになれなかった原因で関連作品や続編が出なかったことやパートナシップ方式の失敗と同じぐらい重要だった事が抜けていたことに気づいたので書きたい。
それはズバリけものフレンズ2の存在だ。今「え?」と思っただろう。確かにけものフレンズ2はニコニコ動画史上最低の評価を下されてしまった作品なのは周知の事実だ。しかしその結果ニコニコ動画を中心にけものフレンズ2に対する所謂負の人気ができてしまった。例えば2の主人公キュルルに対して下痢便呼ばわりしたり、細谷Pや木村監督や原作者である吉崎観音氏に対する誹謗中傷染みた動画が出たり、先ほど述べた京都アニメーションの事件と結びつけるなど散々暴れていた。
無論彼らもケムリクサに触れたが大半はけものフレンズ2を叩く為に使用されているのだった。
そして、これは私の記事で言い続けていることだが、彼らの「正義のたつき監督連合VS悪のKFPコアメンバーと戦う神話」はアメリカを中心としたオルタナライト文化で日本にもQAJFや神真都Qとして存在するQアノンの「正義のトランプ大統領率いるホワイトハットVS悪の国際グローバリスト率いるディープステイト」と酷似していることだ。彼らの思想の根底は公式情報よりも自分達が集めた胡散臭くて信憑性が皆無な情報を元に真フレやディープステイト認定した人間に攻撃しているのだ。
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