肉巻き太郎

ホラーゲームはストーリー構成が上手い物が多いと気づいて作ったアカウント ホラーゲーム(…

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ホラーゲームはストーリー構成が上手い物が多いと気づいて作ったアカウント ホラーゲーム(主にチラズアート、パペットコンボ)のストーリー解説と考察をなるべく正確にやっていきます

最近の記事

【チラズアート】『自撮』ストーリー解説と考察 キリスト教との関係とは?

チラズアート作品史上最も難解で意味不明な作品だったのではないでしょうか 今作は自撮というタイトルや日本家屋が舞台となっていることからジャパニーズホラーになっているかと思いきや、至る所にキリスト教の要素が散りばめられており、キリスト教の知識が無いとストーリーを理解することはできないという非常に不親切なゲームとなっています こうやって記事を書いている私自身キリスト教について特別深い知識があるわけでもなく、このゲームをやってからネットで調べたキリスト教の情報をもとに考察しているに過

    • 【ホラゲ】『ウツロマユ』ネタバレストーリーまとめと考察

      深山家主人公の母結とその両親との関係 結は幼い時から母親の絹に冷たく扱われていたため母親のことを嫌っており、母親とは違って話を聞いてくれる父親の佐一のことを結婚後も心の支えとしていました しかし父親は亡くなってしまい、そのことを伝えなかった母親に対してさらに激しい憤りを感じた結は一人で母親のもとへ詰め寄りますが、その日に結は真実を知ったショックにより自殺してしまいます 息子である主人公も絹のことを嫌っており、父親に何とか説得されて一人で絹の住んでいた家に訪れた主人公でしたが

      • ホラーゲーム『Nun Massacre』ストーリー解説 考察 ~ある親子の哀しい物語~ 【パペットコンボ】

        パペットコンボ作品では殺しの館に次いで有名な今作。 登場人物はおろか会話も一切ないですが学校に落ちているメモを集めると、親子の悲しい物語が浮かび上がってきます はじまりキリスト教学校と主人公の娘 主人公の娘は主人公によってこの学校に入学させられていました。 この学校はメモから分かる通り修道女が教師を務めるキリスト系の学校で、おそらく全寮制だと思われます 娘が遺したメモには母親に入学させられたものの周囲となじめず、先生からひどい扱いを受け続けていたことが生々しく書かれていま

        • ホラーゲーム『Stay Out Of The House』ストーリーまとめ 考察 【パペットコンボ】

          一言で言うとカルト宗教版バイオハザードです Part1 夜勤事件主人公の名前はデブラです。途中明らかに怪しい客が来ますが彼はあの殺人鬼の仲間です。主人公は殺人鬼によって誘拐されてしまいました Part2 プロローグここから主人公はロクサーヌという女性に変わります ブレンダンとロクサーヌがオクラホマを通っているときブレンダンがトイレへ しばらくたっても戻ってこないのを不思議に思いロクサーヌは彼を探しに行きます メモ1 工場の閉鎖 工場のオーナーが放射線被ばくにより胃がん

        【チラズアート】『自撮』ストーリー解説と考察 キリスト教との関係とは?

          【チラズアート】『誘拐事件』ストーリーまとめと考察

          11/1リリースのチラズアート最新作『誘拐事件』 今作はストーリー的にはシンプルで考察するところはあまり無いかなとは思ったのですが、とりあえずストーリーをまとめてみます 冒頭シーンの意味と誘拐犯の正体冒頭、子供部屋に一人たたずんでいるさらお君のもとに母親が「産まなきゃよかった」などの暴言を吐いて部屋に乗り込んで来て、さらお君はハンマーで母親を殺してしまいます そしてこの子供部屋は明らかに主人公のれんやが誘拐されて連れていかれた部屋と同じです なので誘拐犯=大人になったさ

          【チラズアート】『誘拐事件』ストーリーまとめと考察

          【パラソーシャル攻略】Vtuberストーカー事件の真相を解説&考察 チラズアート過去作「閉店事件」との繋がりとは?

          最新作パラソーシャルではvtuber活動をしている主人公ニイナがストーカー被害にあうという内容で、グッドエンドのニュース映像で犯人は複数人いて、元カレであるりきやの家族ぐるみの犯行だと説明されていました。 そのことを念頭に置いたうえで改めてストーリーの振り返りと、「閉店事件」との繋がりを考察していきたいと思います パラソーシャル ストーリーの真相すべての始まり すべての始まりは主人公の配信で送られてきたゲームのリンクを踏んだことでした このリンクの送り主のアカウントは「

          【パラソーシャル攻略】Vtuberストーカー事件の真相を解説&考察 チラズアート過去作「閉店事件」との繋がりとは?

          ホラーゲーム「Emily wants to play」「Emily wants to play too」二部作 ストーリー解説まとめ

          すべての始まりエミリー二部作の大元となる事件については二作品目の隠し部屋に置いてある新聞記事によって明かされます 1917/4/17付の新聞記事 放火によりサーカス小屋が全焼。その側にガソリンの付いたピエロ人形が発見される 有名な腹話術師、チェスターが死亡。死因は不明。チェスター人形が売りに出される 1917/5/1付の新聞記事 ヴァルトルディアという人形使いが子どもたちのためにショーを行う ショーの写真にはピエロと黒髪の人形が映っている ここ数週間で12人もの

          ホラーゲーム「Emily wants to play」「Emily wants to play too」二部作 ストーリー解説まとめ

          【チラズアート】呪いの正体とは?チラズアート『夜間警備』解説&考察 

          ※追記 8/27 チラズアート公式が主人公の正体について言及マキトchさんのもとにチラズアート公式さんからストーリーについての言及のメールが届いたらしく、それによるとやはり主人公は落木だったようです ゲームの舞台これは現実なのか 主人公が体験したことは現実なのでしょうか? 主人公が落木の後任として訪れたビルが呪われていて、主人公はその呪いを受けてしまったとも考えてみましたが、そう仮定するとあまりにも多くの矛盾点が出てきてしまいます。 なのでこのゲームで主人公が体験した事柄

          【チラズアート】呪いの正体とは?チラズアート『夜間警備』解説&考察 

          ホラゲ「赤マント」のストーリー解説と考察

          都市伝説としての赤マント赤マントという怪物はこのゲームが発祥ではなく、日本の都市伝説または学校の怪談として古くから存在しています。 今回は舞台が学校なので学校の怪談の赤マントが話の下敷きとなっています 「トイレで紙が切れて困っていると誰かに『赤い紙と青い紙どっちが欲しい?』と尋ねられ、赤い紙と答えると血まみれにされて惨殺される。青い紙と答えると皮膚が真っ青になるまで血を抜かれて殺される」 これが学校の怪談の赤マントです。 本作では赤マント誕生の謎がテープレコーダーによって

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          ホラーゲームMadison解説

          最後の儀式の意味このゲームをやったことのある方なら、最後のシーンで行われていた儀式が重要な意味を持っているということは想像に難くないと思います。 この儀式が成功すると死者、あるいは悪魔が人間の肉体を持って現世に干渉できるようになります。 このゲームで主人公のルカが行っていたことは全て最後の儀式を行うための準備だったのです。 では儀式をするためには何が必要だったのかを最初に整理しておきたいと思います ①身体の7つのパーツ ②情念がこもった物品 ③2つの肉体 宿る者と宿

          ホラーゲームMadison解説