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おばちゃんから推しへのファンレター =送る前後の心のお話し=

1月にファンレターを送り、2月にはバレンタインに手紙も付けた。
ほぼ衝動的に。
堅実派(?)の私がそういう行動をするのは極めて稀だ。



前〜推しの違和感〜

なぜ2年も送れなかったのに急に?

…自分でよくわかっている。
推しの実家が北陸で、地震が起こったからだ。

でも、推しは翌日のライブでも大暴れ!
そのお姿は本当に面白かった。
酸欠になりそうになるぐらい笑ってしまった!

でも…何か少し気になった。
大好きだからこそ感じるのだ。
何か微妙に違う。

案外地元に愛着を持っている。
案外ご家族思いの人。
なのに。

後日のライブでもそれについて一言も話さなかった。
ただ目の前の私たちを笑わせることしか考えていないようだった。
何かほんの少しだけ違和感を感じた。

そんなわずかな変化に、私の胸はぎゅっと締め付けられた。
私にできることは何だろう。

能登半島全体の募金は既にしていた(災害があった時にはしている)。
さらに追加で、推しの地元にもふるさと納税で募金した。
私の自由にできるお金は、大した額ではないけれど。

ご本人は相変わらず話さない。

心配で心配でたまらなくて、推しの元気な姿を見たくて、安心したかった。
だからライブはかなりの数申し込み、行けなかったものは配信でも見た。

笑いながらも推しの表情を見つめていた。
色々な言葉が浮かんでは消えていった。
そうだ、感謝伝えなきゃ。
なぜかそう強く思った。

書く〜感謝と愛を込めた普通の文章だけど〜

いざ書くとなると、何度も何度も書き直し。
心配していることをどう伝えるかで悩んだ。
言葉にすると何だか薄っぺらい。

ある日、頭の中でぱあんと破裂したような感覚が。
その感覚のまま、夢中で書いた。

結局、心配しているという事は書かなかった。

感謝と誉め言葉だけを書いた。HAPPYなことだから。
ただ「楽しい」「ありがとう」という言霊を送りたかったのだ。

推しが話さないのに私が踏み込むこと自体が変だと思ったから、震災には触れなかった。

おこがましいかもしれないけれど、ほんの一瞬でもいいから、推しの笑顔の一部になりたいと本気で思って書いた。

年齢を書いたのは、私が長年お笑いファンであることを主張したかったからだ。私の世代にも届いているんだと思ってほしかった。

誉めるのはとにかく楽しくて、ああ、大好きって心から溢れるのを抑えるのに必死だった。

送る〜心を込めて〜

ほんの少しでも、気持ちが届けばいいなと思って送付。
返事は来ないの解っている。
でも心をいっぱい込めた。

例え推しが読まなくても、「人気あるなぁ」って実感してくれたらそれだけもいい。

後〜急に恥ずかしくなる〜

先日、ローカルテレビ局に推しが出演したとき、いつものような姿を見ることができた(YouTubeで見られる)。
嬉しさが溢れてくる。
見ながら、
そういえば…
私の手紙、読んでくれているのかしら…?と思い出して、急に顔が赤くなって来た。

笑顔の一部なんておこがましいにも程がある!
…恥ずかしい!
ああ、恥ずかしい
キャー!恥ずかしい
いやーん!恥ずかしい
めっちゃ恥ずかしい!

内心、書いている時は
アイドルの『超ときめき宣伝部』「すきっ!」を全力で歌い上げるおばちゃんのような熱量だった。
(実は歌えるのは内緒。動画をアップします?←冗談です。)

でも、送った手紙は至って普通の文章。誤解なきよう。

あの熱量までは伝わりませんように…(もしかしたら落書きに出てる?)。

…でも伝わってもいいかな。
認知されていないし。

ハイタッチ会の時も名前を言うわけじゃないし、推しのファンはたくさんいるからわからない。

もし次に書くとしたら、多分気をつけたりしないだろう。
同じテンションでただ普通の文章を書くだけだろう。

推しは私のことなんて知る由もない。
知らなくていい。

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