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「この世界は言葉にならない想いでできている?」心に浮かんできた言葉(018)

こんにちは「てると大吉」です。
梅雨なのに猛暑です。早朝に不思議な雲をみつけました。虹の欠片がかすかにみえる・・・かも。そして大吉。はやくもバテてます。

部屋の中の涼しいところを探して寝ています。

前回「ドラマの主人公はなぜ走るのか」のなかで言いました。もう走れない僕は手紙を書くだろうと。さて、みなさんはどんな手紙が記憶に残っていますか。

純粋に自分の想いを伝える手紙を書いたのは大学生の頃。僕の想いの行方は内緒ですが、時間をかけて言葉を探し、伝えたことで僕の想いは自己完結に終わることなく、落ち着き先をみつけました。

封筒に 想いの居場所 探し当つ
自己完結や 過去となりぬる

※あの時、手紙を書いて投函したことで僕の想いはちゃんとした居場所(気持ちの区切り)をみつけたのだと思います。

大学生の頃を思い出しながらの短歌です。

こう書きながら、いやいや「言葉にならない想い」もたくさんあるぞと思います。うまく言えない、言葉が見つからない。こちらのほうが多いのでは。想いがないわけではないのに、なんと言っていいのなわからない・・・。それは心のなかの「言葉の種」のようなものでしょうか。

この種はいろいろな人との出会いや時間という養分をもらい、やがて芽吹く。そしてたくさんの葉を繁らせ、花を咲かせ、言葉になる。
あせらなくていい。ゆっくりと育てていると、ある日ふと「自分で腑に落ちる言葉」となってくれる気がします。

腑に落ちた言葉は誰かにも伝わり、その誰かの心の「新しい種」となるのでしょうか。会話することで心がほぐれ、また新しい芽吹きがあるかもしれません。

もしかするとこの世界は言葉にならない想いであふれていて、それが育って集まったり、広がったりして成り立っているのかもしれません。

僕も言葉にならない想いをたくさん抱えているからこそ、こうして言葉を綴るのでしょう。ゆっくりと自分と対話しながら・・・。

今日は手紙をきっかけに、「想いの育ち」に気づくことができました。

この種は わたしの心で 芽を吹いて
他の誰かの また種となる

※言葉の種は人の心の中で育つ。そしてまた誰かの心に蒔かれ育つ。この繰り返し、循環が人の世なのかもしれません。

なんとなく古今和歌集の仮名序を連想します。

noteの街のみなさんの記事などにふれることで、僕のなかの言葉の種は育ってくれています。素敵な言葉などに出会えることに感謝です。あわてないで言葉を綴りたいと思います。手紙を書くように・・・。

今日も読んでいただきありがとうございます。どうか良い一日を。

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