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「1日本屋」をやってみて

○ことの経緯

先日、お知り合いの方からお声掛けを頂いて、その方と2人で1日本屋をやってみました。
1人5タイトルずつ、POPを付けて販売してみる、ということで選書やら、POP作成やら、告知やら色々準備しながら、ひとまずやってみました!

○選書タイトル

①ストレスゼロの生き方 心が軽くなる100の習慣
②「鬼滅の刃」全巻+外伝
③王朝ガールズトーク+イラストエッセイ 超訳枕草子
④GOSICK
⑤舟を編む

○実際やってみて  

実際1日本屋をやってみて、「人が交わる楽しさ」「売るための工夫」「ものづくり、催しの面白さ」を感じることができたなと思います。

「人が交わる楽しさ」
当日はドーナツ屋さんの周りをお借りして開催しました。提案してくれた方やドーナツ屋さんの店主さんのお顔が広い影響で、ドーナツ屋のお客さん、地元の方、観光客の方、提案してくれた方のお知り合い、店主さんのお知り合い、私の知り合いといった、普段交わることの無かった沢山の人と出会うことが出来ました。
本を通して普段話さないことを話したり、店主さんのおかげで偶然出会えた人がいたりと、濃くて混沌とした場所になっていて、これはイベントならではの空間だなぁと思いました。

「売るための工夫」
私が持っていった本は結局1冊も売れなかったのですが、要因はPOPの字の大きさと、本の配置場所にあるなと、終わって考えました。

まず、POPの字の大きさ。
POP自体が小さかったのも反省点ですが、売り文句として文書量が多くて、字が小さい。
字が小さいと読み辛い、視界に入っても素通りする。これは立ち止まって読まないな...と自分でも思いました。
次に、本の配置場所。
私が持ってきた本はドーナツ屋さんの入口から少し離れていて、お店の軒が影になって若干暗く感じる場所でした。
「売りたい本は入ってすぐの、目立つ場所に置け」と、本屋で働いていた時に先輩社員に教えてもらったことをと思い出し、やっぱり先輩の言葉は理にかなってたんだとしみじみ思いました。

「ものづくり、催しの面白さ」
イベントをするなら当日が1番面白いのが普通かなと思うんですが、私はやっぱり準備段階か1番楽しいなと思いました。
特に、端的に作品を紹介する文章を考えたり、ハサミやノリを使ってPOPを作ったりした作業が楽しくて、子供の頃の図画工作の授業中やイベント準備中の自分を思い出しました。
また、準備段階のワクワク感や必要なものを並べて少し雑多な雰囲気や、日が傾くのと比例して、片付けでだんだんと物が減っていったり、出会った人たちと別れたりする物悲しさが、体育祭や定演の片付けの頃と重なって、懐かしさもあり、この独特の雰囲気はイベント特有だなと感じました。
そして、私はいつまで経っても学生のノリが抜けない子どものままだなぁと思いました。

○次回があれば

もし次回があれば、今回の反省を活かしつつ、色んな人と関わりを持てたらいいなと思います。
今度は1冊でも売れたら御の字です!


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