もみの木の本棚

読書好きの20代です。 中学生以来の読書感想文を、 ここでつらつらと書かせていただきま…

もみの木の本棚

読書好きの20代です。 中学生以来の読書感想文を、 ここでつらつらと書かせていただきます。 小説が主ですが、漫画や文芸書についても 取り扱いたいと思っています。 推しの作家:横溝正史、住野よる 私の人生バイブル本:『ハイキュー!!』

最近の記事

私がイッキ読みした本③ 『Nのために』

湊かなえさんの『Nのために』。 今年の大河ドラマ「光る君へ」を観ながら、私は主人公のまひろ(紫式部)と藤原道長が深い繋がりを持つ1番最初の出来事は「罪の共有」かもしれない、と思い、『Nのために』で描かれる「罪の共有」とは何を指すのか確認するためにを再読しました。 はじめに 元々は学生の時にドラマ版「Nのために」にハマり、原作ではどのように描かれているのか気になって、社会人になり原作を読みました。 原作とドラマでは、やはりドラマの方がオリジナルの脚本で展開する場面が所々あっ

    • 「1日本屋」をやってみて

      ○ことの経緯 先日、お知り合いの方からお声掛けを頂いて、その方と2人で1日本屋をやってみました。 1人5タイトルずつ、POPを付けて販売してみる、ということで選書やら、POP作成やら、告知やら色々準備しながら、ひとまずやってみました! ○選書タイトル ①ストレスゼロの生き方 心が軽くなる100の習慣 ②「鬼滅の刃」全巻+外伝 ③王朝ガールズトーク+イラストエッセイ 超訳枕草子 ④GOSICK ⑤舟を編む ○実際やってみて 実際1日本屋をやってみて、「人が交わる楽

      • 私がイッキ読みした本②『君の膵臓をたべたい』

        住野よるさんの『君の膵臓をたべたい』。 今回はネタバレが多数あるので、ご容赦ください。 ネタバレ許さない!という方は、どうかスルーしてください。 はじめに 大学生の時に、本屋大賞のコーナーで見かけて、 装画のイラストが好みで、タイトルに強烈に引かれて購入し、その日のうちに読み終えました。 読む前は、まず「膵臓をたべたいってどういう意味?」「膵臓ってそもそもなんだっけ?」という疑問がいっぱいでしたが、読み終えた時には軽く放心状態で、顔は涙でぐちょぐちょ。 色んな感情が溢れ

        • 私がイッキ読みした本 ①『正欲』

          朝井リョウさんの『正欲』。 この作品が映像化すると発表された頃、NHKの番組で朝井さんを偶然拝見し、朝井さんの考えや言葉選びが面白いなと感じて、いつか朝井さんの作品を読んでみようと思うようになりました。 そして、この作品が映像化するということと、帯文句の「読む前の自分には戻れない」という言葉に引かれて、購入して読んでみました。 結果、2日で読み終え、この作品を読んだ感想を誰かに伝えて共有したい、他の人の意見を聞きたい、と思って、今文章にしている訳ですが、読んだ感想を文章にし

        私がイッキ読みした本③ 『Nのために』