大学受験から1年
共通テストが終わったそうなので、1年前のことについていろいろ書きたいと思います
結論から言うと、私は第一志望の大学に落ちて現在は私立の大学に通っています😌
理由もなく怖くて怖くて仕方がなかった当時から1年経って受験期の失敗や後悔…あれこれを振り返ります…
○何がしんどいのか、何が怖いのか
受験期はとにかく漠然とした不安が強かったです。
なんの科目のどの分野がどれほど足りていないのか、しっかりと把握して計画を立て、全教科抜けがないよう本番まで仕上げる。
言葉にするのは簡単、これができたらどれほど良かったか…
実際には極度の不安とパニックの中で、逆に十分理解していて自信がある部分や分野を探す方が難しく「0から共通テスト9割!」のようなYouTubeに手を出し、やってはいけないと分かっていながら本番1、2ヶ月前に新しい参考書に手を出すなどの愚行を繰り返しました。
とにかく、今何をするのが正解か分からない。
私の受験勉強は常にこれでした。
「この参考書この時期にやってるの⁇」
「まだ過去問演習入ってないの⁇」
こんな言葉言われたことのない全て被害妄想です。
しかし、当時の私からは机に向かっている私に対する自習室の他の受験生からの視線は全て私を見下しているようで、笑っているようでした。
自分との戦いである受験でさえ私は人の目を気にして、人と比べて勝手に怖がっていました。
特に怖いのは他の受験生が持っているボロッボロのシス単、鉄壁、世界史の一問一答など…
結局私の良くなかった所は、いつもの自分の何%発揮できれば合格かを考えていたのではなく、「他の受験生より・他の受験生と比べた時」しか考えられてなかったところかも知れません。
○共通テストというモンスター
大学受験で1番緊張したのは間違いなく共通テストでした。
難易度は別として、重要度・緊張感は大学受験最大でした。
共通テストの何が怖いのか、それは
・過去問が少なく未知で今年の傾向が分からない
・2択まで絞れるものの必ず間違いを引き当てさせてくる国語
・若干のひらめきが必要かつ誘導がある為自己流で解かせてくれない数学(時間足りたことがない)
・ほぼタイムアタックの緊張感ありすぎる英語
以上は私の個人的な感想ですが…
特に国、数、英は本番シャーペンを持てるのか心配なくらい緊張しました。
私は共通テスト所謂失敗組です。
特に英語は第一問目から、何度も繰り返してきた模試達と形式が違い本当に焦って、読み返す必要のない箇所を何度も読み返してしまいました。
試験で怖いのはどれだけ自分が心の中で泣き喚こうが絶望しようが、無慈悲に時間が経過していくことですよね…
2日間の共通テストが終わり、家に帰って泣きながら自己採点をしました。
共通テストでは何割を取ろうね、2次試験では何割を取ろうねと計画していたのが一気に崩れていき、「悲しい・悔しい」よりも「どうしよう」という思いが強かったです。
○自己採点を予備校にみせる怖さ
私は共通テストの自己採点を予備校の先生に見せるのが辛かったです。
ガッカリされるかなとか、気を使わせてしまうなとか、とにかく先生に申し訳ない気持ちで一杯でした。
私が通っていた予備校では(多くの予備校がそうだと思いますが)チューターと呼ばれるサポーターのような存在がいました。
勉強を教えてくれる人と言うよりは勉強計画を一緒に立てたりメンタル面で支えてくれる先輩みたいな感じです。
その方と1年間面談をして計画を立て、共通テスト前にはお手紙も頂きました。
私はその先生への申し訳なさが余りにも強く、予備校に行って自己採点の結果を見せるのが辛かったです。
でも「申し訳ない」だけではなく、無駄にプライドは高かったのが祟り、本番をこんな結果で終えてしまったという事実を知られるのが恥ずかしかったです。
私は自習室をフル活用するタイプだったので「真面目に頑張っている子」というイメージを持たれていたと思います。
「真面目な子ほど一発本番弱いよね、」
などとテンプレ通りだと思われるかな、なんて、絶対先生方はそんな事思うはずないのに、プライドの高さゆえの被害妄想なんかもして、やんわり病んでいました。
○全てに意味があったとは限らない
共通テストも私立受験も第一志望の2次試験も終わりいよいよ受験失敗、と同時に私立進学が決定した時、最も私を支配した感情は
「受験勉強のほとんどは無駄だった」という虚無感でした。
結局私立の大学に通うことになったので、
つまり共通テストそのものも、数学、生物基礎、地学基礎、倫理政経、2次対策など全て無意味だったと感じていました。
こうなることがわかっていたなら、最初から国語と英語と世界史に絞りもっと上の私立を目指せば良かった、なんて余りにも多くの受験生が経験することだと思うので口には出せませんでした。
一度このことを母に言った時、母は「頑張ったことが良い経験だし、受験に必要なかった科目もこれからの人生で大切な教養になるはず」と言ってくれました。
しかし当時の私はもう何を言われても自暴自棄という状態でした。
高2の頃からの受験に関する様々な選択が間違っていたような気がして自分に腹が立ちました。
受験の失敗が私が元々持つネガティブな側面を思い切り引き上げてしまったように思います。
自分は結局、勉強でも大したことなかったな。
とか、あの子は色んな才能があって可愛くてその上私より勉強も出来たんだな。とか
自分はいつもダサいカード引いてるな、みんなが引き返したあの時私もそうしてれば、もっとスマートなカード引けたな。とか
当時は自分のための受験と分かっていながらも、他人の目を念頭に置いた反省をし、他人と比べて自分はどうかが基準で全てを考えていました。
「当時は」と言いつつこの癖は今でも治らないし、治すのはとても難しいと思っています。
受験で自分の心の弱みが1つでも見つかったことを、受験を失敗しなかったら出来なかった経験と言わせてあげてください。弱過ぎますが…
色んな思い出や感情が溢れて脈絡なく書いてしまった為とても読みにくかったと思います…
怖くて怖くて不安なくせに受験結果には落ち込んだ去年から約1年間が経ち、当時の自分を客観的に見てみると、私の大学受験は非常に納得のいく至極当然の結果だったのかなと思います。
毎回毎回D、E判定ばかり、しかし無駄なプライドが邪魔をし最後の最後まで志望校を変えることも出来ず、それでも全てかなぐり捨てて勉強出来た訳ではなく自分の中ではそこそこ真面目に頑張ったつもり、そんなガタガタな私の大学受験が上手くいかなかったなんて、話のネタにもならない程ありふれたものだったと気がつきました。
こんな子たくさんいるし自分もその中の1人に過ぎないと言い聞かせるのは辛いけど、もう1年間も前進してしまって、後には引けないし引いても何も良いことは起きないだろうし、ましてやこの気持ちを引きずって拗らせても意味がないだけだろうから…
受験の失敗がいつか正解だったと言える日が来るかは分からないけど、この大学で出来て第一志望の大学では出来なかったことがやりたいな。
全て正解にしたい。
私の好きなアイドルだっていつもそう言ってるし、、
今回のnote全て負け犬の遠吠えですが、そうだとしても、私が頑張れる理由になれたら良しと思って生きていきます。
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