本屋さん

がんばったご褒美に本屋さんに行く。目当ての本は一冊あってそれを探しにと、あと今日は買うぞと意気込み足早に仕事終わりに大型書店に向かった。

目当ての本はちゃんと輝きを放ちすぐに私の手に。
さぁここからは直感で本を選びたくさん持ち帰るぞ!って店内をまわるまわる。

これもいい、こっちもいい、あっ!松岡正剛さんの本も見つけた!と手に取ってみる。でもレジには行けない何かが私を止めている。

それは街の本屋さんだった。

子供の頃商店街にある本屋さんに通って漫画や雑誌を買っていた。大人になって久しぶりにいったら、変わらない店員さんと本で埋まっていない棚があるお店になっていた。

悲しかった。

何か買えばよかったけど、それよりショックが大きすぎそのまま店をでた。これからは街の本屋さんで買おうと決めた。

そこにあった場所にないのは、時代の流れから仕方のないことかもしれない。本屋さんも商店街もその地域の景色になる。どこ行っても同じ昨今の景色は、地方からでてきた私にとってホームシックにならなくて済むという良さもある。

けど、そんなものは住めば都で慣れてくるし、同じ外観のファッションモールや大型スーパーは景色にもならない。

本屋さんに行ってくると自転車乗って商店街に向かうあの頃を大人になっても味わい続けたいから、街の本屋さんで買う。自分だけの小さくて強いこだわり。

本屋さんにいってこんな本を買ったという話でも書こうかなとおもったらこのありさま。文章を書くと忘れていた記憶や感情が溢れだすので、こんな感じになってしまった。

最後に目当ての本を載せて終わります。おやすみなさい。

発売日が待ち遠しかった


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