ドゥミプリエ

雪になりました

お風呂上がりの冷たい空気に包まれながら 銀色の窓枠に指先をつけてひんやり

お母さまが台所ではコトコトと スープパスタ パセリのつぶつぶ のどに甘いリンゴ とってもいい匂い

つま先をバレエのルミにして 半分つもったお外の雪を見つめます

うさぎさんはいるかしら うさぎさんはいるかしら 赤いおめめのうさぎさんはいるかしら

となりで洗濯機のガタガタと揺れる音 今日着たレオタードもできなかったピルエットを繰り返す

あと一回きれいに回りきれたらな


※ ルミ(ドゥミ)とはつま先立のこと。本来ならドゥミと発音する所をまだ幼い子供のため、ルミと発音させてみました。
あとルミはフィンランド語で雪、ドゥミはフランス語で半分という意味があるようです。それも面白そうなのでかけて詩に取り入れてみました。

今日も一日穏やかに過ごせる日でありますように

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