【おとなりさんちの話】こども食堂よってこランド@佐賀市
こどもの居場所は、なんの制度も制約もなく地域にある、まるで「おとなりさんち」のような場所だ。だから、こどもたちが自分の意思で「行きたい
!」とやってくる場合が多い。
今回の「おとなりさんち」は佐賀市の中でも地域住民との交流が多いと聞く
地区で児童発達支援や放課後等デイサービス*の事業所を運営するNPO法人の一角。近くの嘉瀬小学校から歩いてすぐの場所にあり、今は使用されていないカフェと中庭が子どもたちの居場所になっている。
*児童発達支援/放課後等デイサービス
障害のある子どもが主に通い、支援を受けるための施設。
到着すると、子どもたちがあちこちで遊んでいて賑やかな声が聞こえてくる。本を読んでたり、女子同士でおしゃべりをしていたりと気ままに過ごす子どもの姿も。
毎月子どもたちの好きなメニューを考えて待っている。この日は、ホットケーキとたこ焼きをつくろうとプレートをつないで用意していた。数えるほどしかいない大人の方が準備をすすめる一方でみるみる集まってくる子どもたち。一体どうなるのか…と見守っていたところ、活躍していたのは子どもたち自身だった。「おとなりさん」になっているのは大人だけではなく、子どもたちでもある。そんな子どもたちを少し紹介しよう。
このように、ここはまるで子どもたちによる子どもたちの居場所だ。大人から「ああしなさい」と言われることはないし、やっていると「いいね」と励ましてくれる。だから、自分たちがここで過ごすことを受け入れてくれる安心できる場所になっているのだと思う。
代表の吉村香代子(よしむらかよこ)さんは、「良い子たちばかりなのよ」とニコニコして見守っている。それでいて、しっかり子どもたちのこえを聞いていて「卵アレルギーがあるのね、じゃあ無しでつくるね」とさっと対応をする様子。帰り際には一人ひとりにお土産だよと、おにぎりを渡して「来月も来てね」と声をかけていく。なんだか、おばあちゃん家みたいだ。
吉村さんは、「そのままで大丈夫。お父さんやお母さんも一緒に見守ってくれて、無理なお願いはされないです。」とのんびりした気持ちでかかわっていると言います。
本当はだれもが「自由」なはず。こどもたちが本来持っている主体性を取り戻すことができる場所なのかもしれません。吉村さんは、いつでもあたたかく見守ってくれます。
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こども食堂よってこランド
おとなりさん:吉村さん、近くに住む子どもたち
おとなりさんち:佐賀市嘉瀬町大字中原2516-1 Caféミモザ
開催日はフェイスブック等で随時公開します。子ども無料 大人 300円
15:00~17:00
Instagramでは写真を、noteでは文字を中心とした読みもので「こどもたちのおとなりさん」を発信していきます。
▶︎アカウントはこちら https://www.instagram.com/kodomo.otonarisan/
こどもをまんなかに、ほっとできる瞬間がそばにある社会を皆んなで緩やかにつくっていきませんか。
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