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介護士になって一か月たちました

 みなさん、こんにちは。この度、4月から介護スタッフとして民間の有料老人ホームで働き始めました。大学では、介護や福祉とは全く関係のない勉強をしていたので本当に初心者です。その中で、感じたことを少しだけ書かせてください。それが、「ただ生きる」ということの美しさです。

 僕が働いているホームでは、当然のように認知症の方もたくさんいらっしゃいます。食事のたびに居室にうかがって誘導しないと食堂まで来れない方もいます。誘導させていただく中で、拒否があったり抵抗されたりすることも珍しくないです。でも、そんな方々も、むしろそんな方々こそ食事を一生懸命に召し上がります。正直、記憶力も低下していて認知機能も落ちておられる方々です。でも、食事を前にするとそれを「食べ物」だと認識して一心不乱に召し上がるんです。これに気が付いた時に、「この人たちは、ただ生きようとしてるんだ」と思い、それが僕はとても美しく感じました。

 普段、生きていると忖度や打算もどうしてもしてしまいます。でも、この”ただ生きる”ということが人間の本来の姿なのではないかと思いました。
まだまだ僕は介護士としてスタートしたばかりですが、この「ただ生きる」人々の姿を守りたいと思った出来事でした。


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