年寄の冷水

年齢なりに記憶力が衰えてきたので、好きな電子工作などの健忘禄代わりと致します。

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最近の記事

de10-nano, SoCモジュールで遊ぶ [Linux UserLand編-02]

前回までの設定で、Debian/Linuxが立ち上がれば、その後の設定をターゲットで行います。 まず、ターゲットにmicroSDを挿して起動してください。 パスワードは User Password======= ============root rootdebian temppwd 起動すると、hdmi画面は、テキストで、下記の表示が出ていると思います。 Debian GNU/Linux 11 atm tty1default username:password is

    • de10-nano, SoCモジュールで遊ぶ [Linux UserLand編-01]

      今回はユーザランド編/ホストでの作業編です。  microSDは、速度の速い物を用意してください。でないと時間単位の作業になるもかも知れません。  私の環境では、debootstrapが、debian-11のarmだと、うまく出来ませんでした。(debian-10は、問題なく作成可能)  そのため、今回は、minimal版を使います。 これをダウンロードして、最低限の設定を行います。 では初めて見ましょう ■ debian-11をダウンロードします。  今回はダウンロード

      • de10-nano, SoCモジュールで遊ぶ [Linux Kernel編-02]

        前回のLinux用の、[Kernel編-01]でLinuxカーネルのコンパイルまで行ったので、動作確認を行います。 u-bootの入替え済みmicroSDを用意してください。 今回のLinuxで使うkernelで使用するファイルは以下の通り。 ~/de10-nano/linux-socfpga/arch/arm/boot/zImage~/de10-nano/linux-socfpga/arch/arm/boot/dts/socfpga_cyclone5_de0_nano_

        • de10-nano, SoCモジュールで遊ぶ [Linux Kernel編-01]

          今回は、Linux Kernelの作成編です。 作成するKernelのバージョンは、v5.14となります。 なお、aptで取得しておく物は、u-boot編と兼用です。 ■ Videoドライバの取得  Video用ドライバを取得します。これは、FPGA編で追加したhdmiの回路のドライバになります。位置から作ると大変なので、近いソースコードを取得し改造するのが楽です。  近いドライバは、https://github.com/altera-opensource/linux-s

        de10-nano, SoCモジュールで遊ぶ [Linux UserLand編-02]

          de10-nano, SoCモジュールで遊ぶ [u-boot編-02]

          de10-nano用のu-boot作成に関しては、ほとんどはLinuxMint v20.3 mate 64bit上での作業になります。 下準備① おそらく必要になりそうなファイルを"apt"であらかじめインストールしておきます。 sudo upt updatesudo apt upgrade -ysudo apt-get install -y libstdc++6:i386 libpng-dev gcc-multilib g++-multilib lib32z1 \ lib

          de10-nano, SoCモジュールで遊ぶ [u-boot編-02]

          de10-nano, SoCモジュールで遊ぶ [u-boot編-01]

          Linux系のソフトウエアの開発に関しては、Windowsでは難しいので、 今回はVMware+LinuxMintの環境を用意して開発を行いました。 まずは、その環境に関して記述しておきます。 VMware Workstation 16 Pro (16.2.3 build-19376536) https://www.vmware.com/jp/products/workstation-pro.html LinuxMint 20.3 mate 64bit版https://l

          de10-nano, SoCモジュールで遊ぶ [u-boot編-01]

          de10-nano, SoCモジュールで遊ぶ [FPGA編-04]

          "SoCモジュール"での、HDMIの表示を行ってみます。 Terasic SoC System on Module Evaluation KIT ベースとなるプロジェクトは、"TSOM_v.1.0.4_revB_SystemCD"を使いました。 この中の、"Demonstration\SoC_FPGA\TSMON_GHRD"です。 このプロジェクト一式をベースに使えば、面倒な".qsf"を作る必要がありません。 ”.qsf"がそのまま使えるので変更作業は簡単で、主な変更は

          de10-nano, SoCモジュールで遊ぶ [FPGA編-04]

          de10-nano, SoCモジュールで遊ぶ [FPGA編-03]

           基本的な修正は前回までで終了しています。ただ、このままだと新しくFPGAが入れ替わった事がわかりません。  それで、システム全体をコンパイルする際ですが、元のFPGAと入れ替わった事が識別できるように、LEDの光り方を変えてみます。  例えば、元のFPGAデータではLED[0]が点滅していましたが、更新された事がわかるようにLED[1:0]が交互に点滅するように変更してみます。 元) assign LED[7:1] = fpga_led_internal;改) assig

          de10-nano, SoCモジュールで遊ぶ [FPGA編-03]

          de10-nano, SoCモジュールで遊ぶ [FPGA編-02]

          足らないIPライブラリの追加に関して記述致しますが、 その前にWindows版Quartus 21.1は単純なインストールだけでは調子が良くないので、まずはQuartus 21.1での動作確認をする事をお勧めいたします。 Quartus 21.1の動作確認は、"Platform Generater"で、簡単なddr3を使ったシステムで"Generate HDL"が出来る事の確認です。これが失敗すると、WSLが動作していなか、パッチが足らない可能性があります。 さて、本題で

          de10-nano, SoCモジュールで遊ぶ [FPGA編-02]

          de10-nano, SoCモジュールで遊ぶ [FPGA編-01]

          FPGAを最新の開発環境Quartus21.1でコンパイルできるようにしてみたい。  今回のホストはWindows10を使います。まずはQuartus 21.1をセットアップします。  今回のQuartus21.1の場合、下記の3点をクリアする必要があります。 1)Quartus(lite) 21.1をインストールする。 2)WSLをインストールする。(Platform Designerで必要) 3)Patchを当てる。(ddr3で必要) 上記の1)2)は、ググれば見つか

          de10-nano, SoCモジュールで遊ぶ [FPGA編-01]

          de10-nano, SoCモジュールで遊ぶ [環境作り編-02]

          まずは、手持ち機材が正しく動作するのか?の確認を行ます。 確認するには、Terasic社のサイトから、動作チェック用のmicroSDデータをダウンロードします。 ダウンロードされたファイルは、"DE10_Nano_LXDE.zip" (約800Mbyte)でした。解凍すると"DE10_Nano_LXDE.img"(約3.7Gbyte)となります。  このmicroSDのデータをmicroSDに書き込み、de10-nanoで起動すると、hdmiまで動作確認が可能になります。

          de10-nano, SoCモジュールで遊ぶ [環境作り編-02]

          de10-nano, SoCモジュールで遊ぶ [環境作り編-01]

           昔買ったTerasicの低価格SoC-FPGA基板を押入れから取出してきました。  当初、買った直後には動作確認だけは行ったのですが、それ以降は忘れ去っていました。  押し入れから取り出したのは、下記の2枚の基板です。 DE10-Nano Kit Terasic SoC System on Module Evaluation KIT  共にhdmiも付いているので、画面も出るし何か遊べそうな予感がします。 ただ、メーカーのwebにあるデータは当時のままで、古くて最新の開

          de10-nano, SoCモジュールで遊ぶ [環境作り編-01]

          パソコンのメモリエラーと回復について

          ■ 1年近く使っていたインテルのNUCが、突然メモリエラーで起動しなくなりました。購入先に修理依頼を出しましたが、戻って来たマシンに電源を入れると、やはりダメでした。(2回連続で修理に出す) お店の方の予想では、メモリとの相性が悪いのではないかと言われちゃいました。(1年も正常に動作していたのに、今さら相性が悪いなんで) ■ 不具合の起きているハードウエア ・本体: Intel/BXNUC9I9QNX ・メモリ: Crucial BL2K32G32C16S4B (64GB)

          パソコンのメモリエラーと回復について

          助走開始

          note.comを初めて使ってみたジイジです。 まずは、テキストで簡単に書いてみました。 ゆっくりと記述/アップさせて頂きます。