中村天風著『運命を拓く』を読んで
皆さん。こんにちは!
今回は、あの大谷翔平が参考にしているといわれる、中村天風の『運命を拓く』を紹介していきます。
この本を読んで、まず思ったのが、超ポジティブシンキングだなということ。こんなにポジティブな人いるのかなってぐらいです。ちょっと自己肯定に近いですが、でも論理もあるので、けっこうスムーズに読めます。
でも、そのポジティブの裏には、ものすごい苦労が積まれている方であることもこの本で紹介されています。
それでは、具体的に見ていきましょ~
人生を支配する法則とは?
と中村天風(以下彼)は述べている。
確かに、地球であれば、太陽の中心を回っていて、規則的に楕円状に移動している。また、公転しながら自転しているため、太陽の光がまんべんなく当たるようになっている。それは、まるで全知全能が表れているとしか考えられないということになる。人間の知識があったから地球があるのではなく、地球があるから、自然があるから人間がいるということを彼は伝えたいのだろう。では、どういった人間がその自然の法則に沿った生き方ができるのだろうか。彼はこう述べる。
私たちは、成功したい、お金持ちになりたいと思ったときには、起業したり、勉強したり、有名になろうとしたりなど何かスペックを求めがちだ。しかし、彼はそんなちんけなことをするのではなく、心身を統一することが近道であるというのである。まさに”急がば回れ”といったところだろうか。もし、仮に成功したとしても、その時に起こるプレッシャーや責任に押しつぶされたら、元も子もないだろう。
さらに、成功したいなどと焦ってしまう人たちに対して、彼は辛らつな言葉でこう言っている。
現代社会は、このような生活を送っている人が大半なのではないだろうか。でも、本当に良い運命や健康を手にしたいなら、そういった喧噪的な世間から離れて、精神統一していくような生活送るのがベストであると彼は言う。では、具体的にどういった生活をしていったらいいのだろうか?そこが、この本の神髄であるので、そう感じた人はぜひこの本を読んでほしい。
最後に、
とはいっても、このまま終わるのも違うと思うので、彼自身を作り上げた言葉を紹介しよう。
ごもっともである(笑)。私たちは、なんてったって今を生きているのに、過去とか未来とかに苦労を掛けて、何しに生きてるんだと思う。そういった当たり前のことを忘れずに皆さんも生きていきましょう。
次回もお楽しみに~。
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