歴史からひも解く天皇像(1)

皆さん、こんにちは。
今回から、趣向を変えまして、
古来の日本の歴史を学びながら
天皇が日本に及ぼした影響というのを
話していきたいと思います。
というのも、歴史をさかのぼれば
なぜ、日本という国が存在してきたかと言えば
天皇がいたからと言っても過言ではないくらい
天皇の存在って大きかったんですよね。
でも、一口に天皇について学ぶといっても
これがまた難しいと私は思います。
そもそも、まず歴史を学ぶということ自体、
かなり歪んでいると思ってます。
歴史を学ぶ際に大事になるのは、
これがいい、悪いという2元的考え方で
歴史をとらえるのではなく、
その背後にある、思い、感情というのを
自分なりに感じていくことが
最も大事になると考えています。
というのも、どの歴史を学んだって、
その人なりの解釈というのは必ずあります。
要は、過去のすべての真実を語られたものというのはこの世に存在しないんですね。
(映像でさえも歴史の一部を切り取ったに過ぎないと思います)
だから、真実を知るために歴史を学ぶのではなくて、どのような思いでその時代を生きていたのかという”思想”を感じることをしてほしいんですね。だから、正解なんてものはないです。
その人の生きざまを感じて、受け取ったものを
現実において活かしていく。
そういう日々を繰り返していくことが
先人たちの思いをくみ取ることになるんですね。
ということで、今回は、仲哀天皇の神話の天皇崩御と神託から始めていこうと思う。











仲哀天皇の神話については各自で読んでほしいので、ここでは読んだ感想を書くことにします。

この本を参照します。







神託を受けた息長帯日売命であるが、
仲哀天皇は、そんなのウソじゃねと思って、
言うことを聞かなかったわけですよ。
そしたら、その神はこいつはダメだと思ったのか、仲哀天皇を崩御させるんですよね。
なんと、スケールのでかい神話なのだろうか。

でも、私たちも神託とは言わずとも、
誰かから、「こうしてほしい」とか
なんか、要望を言われることってありますよね。
その時に、「めんどくさい」と思って、
その時は何も気を留めなかったけど、
数年たった後に「やっとけばよかった」
みたいなことってありません?(笑)。
僕はめちゃめちゃあるんですよ(笑)。
でも、そのくらい人からのアドバイスって、
強烈であり、自分が解釈できないくらい
時に必要なメッセージだったりするんですよね。
その時に、邪魔になってくるのが、
変な”自信”であり”プライド”です。
要は、自分をへりくだって、他人のために尽くすことができるかということです。
仲哀天皇も、神からの神託を受けたときに、
「そんなの無駄だよ」って思ってしまい、
神を怒らせたわけですが、
実は、その神は天照大御神と住吉大神という
とんでもないぐらいえらい神様だったわけなんです。
(この天照大神についてはいつか書こうと思ってます。)
でも、それは私たちにも起こりうるってことなんですよ。
つまり、人からアドバイスをもらったときに、
その人は自分の運命を変える人かもしれないってことなんですよ。
そういう気持ちで、日々過ごしてみると、
世界が180度変わって見えてきますよ。
引用 古事記 角川文庫 p368~370











まとめ

いかがでしたか。
神話というのは、わけのわからないものがいっぱいあるんですよ(笑)。
ほんとうに何言っているのか分からないものばかりです。
でも、そこから古の人たちは何かを伝えたかったわけです。
それをくみ取っていくことが今を生きる私たちの使命です。
是非、これを機に天皇崩御と神託の現代語訳だけでもいいので、読んでみてほしいと思います。
次回もお楽しみに!







この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?