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アダルトチルドレンが自分らしさを手に入れる方法ー自分ファーストで生きる

はじめに

今回は、アダルトチルドレンが「自分らしさを手に入れるためのヒント」について書きます。

ちょうど新しい年のスタートですので、私から皆さんへのプレゼントになればと思い、このテーマにしました。

生きづらさは、「他人軸になってしまう」ことによって起こります。

他人軸は、「他者評価」や「他人から見た自分」を過剰に意識することであり、過去記事を参考にしていただければと思います。

今回は、過去回をさらに掘り下げ、「自分らしさを手に入れる」ために、「自分を後回しにしてしまう」アダルトチルドレンの思考癖や行動習慣について考えていきます。

そして、
「自分ファースト」を習慣化するにはどうしたらいいのか、どうしたら「自分らしさが実感できるか」を、お伝えしていきます。

新しい年を心穏やかに迎え、自分と向き合っていただけたら嬉しいです。

自分を後回しにしてしまう理由

① 我慢を強いられてきた過去

幼児期をふりかえって、こんな経験はありませんか?

  • お姉(兄)ちゃんなんだから、我慢しなさいと言われてきた

  • 欲しいものがあっても、親の機嫌が悪くなるから言えなかった

  • 話を聞いてほしくても、お母さんに甘えられなかった

  • 遊んでほしくても、お父さんは遊んでくれなった

  • いつも両親が喧嘩をするので、いい子を演じていた

普通の家庭でも、親が忙しすぎて子どもに構ってあげられない、のは大なり小なりあることです。

ただし、アダルトチルドレンの場合、愛情を十分に得られないだけでなく、家庭が息苦しかったり怖かったりするので、子どもらしさを出せないまま「愛着障害」を抱えてしまいます。

大人になると多くの他者と関わりますが、そうなると「自分の気持ちや順番は後回しでよい」となってしまいます。

それが日常=当たり前のこと=無意識の選択の結果なのです。

② ダメな自分を見たくない

自分を後回しにしてしまう理由として、「ダメな自分を見たくない」心理が働くからとも感じます。

アダルトチルドレンは、幼少期に自己肯定感を得られず育ちます。

そのため、大人になっても「自分に自信がない」「自分には価値がない」と苦しむのです。

今まで「自分」を表に出したり、主張したりすることがなかったのに、社会に出たとたんに「あなたはどうなの?」と求められる。

当然、上手に話したり行動したりできるはずもありません。

小さな失敗が新たな心の傷となり、「どうせうまく行かないから、自分は後でいいや」=「自分さえ我慢すればうまく収まるんだ」と考えてしまうのです。

後回しによって起こる問題

私は、必ずしも一番手がいいとは思っていません。

二番手で活躍している役者さんはたくさんいますし、企業でも二番手が優秀なところほど伸びていると感じるからです。

しかし、常に自分を後回しにして生きていると、どこかで必ず「疲れ」がやってきます。

たとえば、10000円があって兄弟4人で欲しいものを買うとします。
あなたは長子なので皆に先を譲ってあげますが、気づいた時には欲しいものが買えるお金は残っていません。

あるいは、大皿のお料理を皆でいただくのに、いつも通り、自分は最後に取ります。
ところが、あなたが取る時にはほとんど具材が残っていない。

またある時は、皆に料理を取り分けてあげます。
それが当たり前なあなたは、いつものことと率先して動きますが、ふと「私は与えるだけで、してもらったことがない」と気づきます。

心の疲れに気づく頃には、長い時間をかけて追い詰めていた身体も悲鳴を上げています。

本当に怖いのは、後回しにすることが当たり前の脳構造になってしまい、「あなた」という人間を壊してしまうことなんです。

私の場合

私は幼少期に、両親の顔色を伺っていることが当たり前でした。

身体の不自由な祖母を支えて、祖母に喜んでもらうことが優先事項でした。

家族の中で、私に求められるのは「家庭を穏やかに保つ役目」と思っていたからです。

ところが、学校や社会に出てコミュニティが広がるほどに「周りとのギャップ」に苦しむようになります。

私が当たり前と思っていた家族像は、むしろ(悪い意味で)稀でした。

それでも自分の当たり前を基準にしてしまうので、常に周囲の顔色を伺って言動を取ろうとします。

仕事や人間関係がうまく回るならば、私が我慢すればいいんだと思っていました。

自分を主張することが苦手なのに、人前に立つ仕事を選んだ私は、ストレスと過労とで、社会人3年ほどで大きな病気を抱えてしまいました。

田舎で病院がなく、すぐにでも中心部の大きな病院に行かなくてはならないのに、仕事に穴をあけたら皆が困る…と先延ばしにしたり、中心部に転勤したらしたで、手術はこの時期でなければ迷惑がかかるから…と遠慮していました。

どれだけ自己犠牲を強いても、自己肯定感が高まるわけはありません。

健康よりも大切なものなどないはずなのに、分からなかった。

自分の身体にメスが入った大きな術痕を見て、はじめて、私は間違っていたんだと気づきました。

自分ファーストの習慣化を

① 1日1回はこころと向き合う

人は機械ではないので、喜怒哀楽さまざまな感情をもちます。

1日のなかでもそうですし、1週間1か月のスパンで見たら、ポジティブな時もネガティブになる時も当然あるはずです。

大事なのは、「自分のこころ」と向き合って、
・ああ今、私はストレスが溜まってイライラしているな
・とても嬉しいことがあって、誰かに伝えたいな
と、どういう状況でも「ありのままの自分」を受け入れることです。

そして、1日に1回は「自分最優先でしたいこと」を考え、実行することです。

例えば、
・ストレスが溜まっているから、週末は何もせずにゆっくり休もう
・嬉しい気持ちを伝えたいから、週末は友達とランチに行こう

と、具体的に「自分がやりたいこと」「自分が幸せに感じられること」を決めて行動するんです。

先ほどの10000円でのお買い物や大皿料理の取り分けであれば、「必ず自分の分を入れて考える」ことも大事です。

たしかに、周りに譲ってあげることは素晴らしい「思いやり」です。

ですが、「自分を後回しにする思考」に縛られてしまっているあなたは、こころと身体が悲鳴を上げているかもしれません。

大切な自分を守るためにも、「自分ファーストの習慣」を意識的に作っていく必要があると思います。

② 深呼吸して身体と向き合う

アダルトチルドレンによく見られる身体症状として「コリ」と「アレルギー」があります。

コリは、過度の緊張状態にさらされてきたことで身体が固くなるものです。

アレルギーは、異物に身体が過剰反応して起こるもので、背景には精神的なストレスがあったりします。

経験上、こころと身体は繋がっているので、片方が酷使されて痛むと、もう一つも病んでしまいます。

そのため、「こころ」とセットで「身体と向き合う」ことをおススメします。

私が実践してみて、いちばん簡単な方法は「深呼吸」だと感じています。

・朝起きて、窓を開けて(あるいは出勤時に外に出て)深呼吸する
・仕事の途中や日中の開いた時間に深呼吸する
・夜寝る前やお風呂に入った後に深呼吸する

いつでもどこでも、誰でも無理なくできるはずです。

深呼吸すると肺に空気が入ってきますが、その日の体調で、気持ちよく吸える時もあれば息苦しく感じる時もあります。

私は平日6時に起きて7時に家を出ますが、朝起きた時や家を出るタイミングで、毎日深呼吸しています。

すると、体調の変化や体のコリ・張りが素人なりに分かるようになり、ちょっと早めに切り上げてゆっくりしよう、と思えるようになりました。

習慣化してくると、自分の体が尊いものに思えてきて、もっと大事にしてあげよう!と食事も自然と気遣うようになりました。

あなたは、この世にたった一人しかいない大切な存在です。

あなたの心と身体も、たった一つしかない大切なものです。

自分を後回しにして心や体を壊しても、誰もその痛み・苦しみを変わってくれません。

病気や障害を抱えてしまってから、私のように間違っていたと気づいてほしくありません。

新年のこのタイミングで、「自分ファーストの習慣化」を始めてくださいね。



最後に

読んでいただき、ありがとうございました。

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