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ぽん太の東海道五十三次歩き旅(7)辻堂→平塚宿

こんにちは。ぽん太です。日本橋から出発してはや1週間。江戸時代の人ですと半分くらいは進んでいると思いますが、ぽん太はまだ神奈川県におります。

旅日記

 2022年4月23日。9:30JR辻堂駅を出発。今日も国道1号線をひたすら歩くので少し辛いところだ。茅ケ崎に近づくと、道の両側に松並木が現れ、しばし心が和む。少し行くと左手に茅ケ崎一里塚(江戸から14番目)が出現。ここは片側だけではあるが、きちんと立派な塚が保存されている。
 ここを左手に曲がり、JR茅ケ崎駅に向かう(10:30着)。お目当ては、以前訪れたことのある美味しいお弁当屋さん(ちがさき濱田屋)。今日のお弁当をここで調達。

1号線沿いにも立派な松並木が残されている(茅ケ崎)
茅ケ崎一里塚

 再び1号線に戻り、途中紫色っぽいものが見えたので何かなと訪れると、神社(第六天神社)にある藤棚であった。ちょうど見ごろだ。

第六天神社
第六天神社の藤の花

 少し進むと、「南湖の左富士」の碑が見えてきた。東海道を江戸から京都に向かって歩いていると通常富士山は右手に見えるが、ここで道が少し北に向かっているので、左手に見える珍しい場所だ(京都からだと、右富士)。東海道中では、他に静岡県の吉原にあるだけだ。
 今日は少し雲が多い天気だったが、ぼんやりとであはあるが、なんとか富士山が見えたので良しとしよう。

「南湖の左富士」の碑
富士山は一応みえるのだが、微妙・・・

 11:40 旧相模川橋脚に到着。ここは鎌倉時代の橋脚が1923年の関東大震災で液状化現象により出現した場所らしく、今はレプリカがある。お腹がすいてきたので、ここでお昼休みをとることにし、さきほどちがさき濱田屋で買ったしらす幕の内弁当を食べる。

橋脚がニョキニョキと・・・
橋脚出現時の様子
ちがさき濱田屋のお弁当

 12:10出発。すこし歩くとバイク屋さんの並びを過ぎて、相模川を渡る。江戸からの東海道沿いでは多摩川(旧六郷の渡し)に次いで2つ目の大きな橋(馬入橋)がかかっている。
 江戸時代は、馬入(ばにゅう)の渡しと言って、舟渡しで川を渡っていたそうだ。そう言えば、前回ワープして先に進んだ酒匂川の渡しは舟渡しではなく、徒渡し(歩き)だった。
 また、馬入という地名は、源頼朝の馬が暴れてこの川に入ったことに由来しているという。少し川沿いの道を歩くと、馬入の渡しの碑も見られる。このあたりはアリーナがあったり、サッカー場があったり、立派な公園になっている。平塚市民の憩いの場なんだろうな。ここで小休止(12:45-13:00)。

相模川(旧馬入川)からの眺め
馬入の渡し跡
馬入ふれあい公園

 馬入交差点で旧東海道は久しぶりに国道1号線から脇道にそれ、平塚市内に入る。時刻はまだ13:30でもっと先に進めるが、今日はお目当ての温泉(湯之蔵ガーデン)に入るため、北へ向かう。
 途中、平塚八幡宮平塚市総合公園などに立ち寄った後、14:30 湯之蔵ガーデンに到着。
 ゆっくりお湯につかって、一杯飲んで帰路につくことに。(最近歩くよりもお風呂がメインになっているな・・・)

平塚八幡宮。中にポニーもいるよ。
平塚市総合公園。水遊び気持ちよさそう・・・
平塚市内から湯之蔵ガーデンまで歩くと結構時間がかかるのでバス移動がお薦め

記録

  • 総歩数:28,974歩

  • 実際歩いた距離:17.4km

  • 訪れた宿場:平塚宿

  • 宿泊:なし

  • 銭湯:湯之蔵ガーデン(平塚)

本日の行程

辻堂から平塚までのルート

広重の絵

「平塚 縄手道」
左の高麗山と右の大山の間から富士山が姿を見せている。平塚の縄手道(畦道)では、戻り駕篭の人足と飛脚が行きかっている姿が描かれている。遠方には松並木も見られる。手前には平塚宿との境を示す榜示杭がある。
現在の平塚宿。高麗山の形は浮世絵と同じだ。

(出典)


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