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ぽん太の東海道五十三次歩き旅(2)品川宿→川崎宿

こんにちは。ぽん太です。2日目の旅日記になります。

旅日記

 2022年1月29日10:30 前回の終着地JR品川駅を出発。15号線を南下し、八ツ山橋を超えると、旧東海道品川宿の入口、北品川だ。旧道は綺麗に整備されていて、電線も地下にもぐり、綺麗な道なりが続く。また江戸時代から続くお店なども多く、旧街道の雰囲気が漂う。都内にこんな素敵なところがあるなんて。灯台もと暗しだ。

八ツ山橋:旧東海道の看板あり
北品川の旧品川宿の道
レトロでお洒落な畳屋さん

くじら塚・本陣跡などを過ぎ、お腹がすいてきたので、青物横丁近くの街の中華で昼食(11:20-45)。結構ボリュームもありおいしかった。
 近くの海雲寺などに少し立ち寄ると蠟梅のいい香りが漂う。こんなに寒くても春は少しずつ訪れているのだ。

中華料理家宴でランチ
蠟梅の香りに釣られて訪れた海運寺

 鮫洲を過ぎ、旧道とは少し外れて勝島運河沿いの快適な道を歩く。少しばかり菜の花も咲いている。桜並木の道なので3月頃は綺麗なんだろうな。

勝島運河沿いの道

 立会川では、浜川砲台坂本龍馬像などに出会う。このあたりはかつて土佐藩の屋敷があったようだ。商店街もあるようで少しブラブラする。

浜川砲台跡。外国船からの防衛のため土佐藩が造った。
マスクをしている坂本龍馬像。
いい感じの立会川の商店街

 12:35 鈴ヶ森刑場跡(大経寺)到着。ここには火炙りに用いられた鉄柱の丸穴石や、磔に用いられた木柱を立てた角穴石など生々しい遺跡が残っており、江戸に入る手前で見せしめにされたようだ。お~こわ。
 ここからは15号線に合流し、交通量の多い道を歩む。しかし大森から再び、旧東海道が現れる。「大森の海苔」といわれるだけあり、海苔屋さんが多い。

鈴ヶ森刑場遺跡
大森には海苔屋さんが多い。
かつての大森の様子

 大森を過ぎるとまた15号線と合流し、13:40 蒲田梅屋敷跡に到着。かつて「和中散」(注)という薬を売っていた薬屋が数軒あったようで、有力者が薬屋の家屋敷を買い受けたのがそのはじまりとのことだ。今は京急と国道に挟まれた公園となっている。ここでまさに咲き始めの梅を愛でながら一休み。

(注)東海道石部宿から草津宿の間の六地蔵に、その和中散の本家(屋号:ぜさい)の建物が残っていた。見事な屋敷で一見の価値あり。

梅屋敷公園
梅もチラホラ咲き始めている
(参考)旧和中散本舗(滋賀県六地蔵)

 その後も交通量の多い15号線をひたすら歩き、14:40 六郷の渡し跡に到着。かつて多摩川の下流は「六郷」と言われ、渡し船(六郷の渡し)で渡っていたそうだ。今では立派な橋がかけられて私たちは意識せずに川を渡っているが、橋のない時代は川の向こうに行くには一苦労だったのだ。
 そして橋の途中で神奈川県に突入。東海道沿線7都府県中1つ走破。

六郷橋。渡し舟のオブジェが粋。
広大な多摩川

 さて、多摩川を渡ると川崎だ。15:20 東海道かわさき宿交流館に立ち寄り、情報収集。東海道と川崎のことを勉強。川崎はかつて宿場町(川崎宿)として栄えていたが、空襲で焼かれ古い建物はほとんど残っていないようだ。その後工業地帯、そして現在は研究開発拠点として繁栄している。

川崎の旧東海道。電線がなく見通しがよい。
かわさき宿交流館。いろいろ勉強になる。

 16:00に小土呂橋近くのカフェベローチェで一休み。熱いコーヒーで癒される。そして16:45JR川崎駅に到着。今日はよく歩いたわ。

今日の終着地:JR川崎駅

記録

  • 総歩数:28,354歩

  • 実際歩いた距離:17.0km

  • 訪れた宿場:川崎宿

  • 宿泊:なし

本日の行程

品川から川崎までのルート

広重の絵

(出典)

「川崎 六郷渡舟」
  多摩川の下流はかつて六郷川と呼ばれ、橋が大水で何度も流されたことから渡舟によって川崎宿に至る。船頭が竿をさし船を進めている。対岸には旅人が舟を待ち、奥には川会所があり、そこで船賃の支払い等が行われた。

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