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フードロス × 食育

市場流通における青果業界に営業販売として20年以上身を置き、国内の第一次産業発展の為、日々想う事を発信しています。

日本国内において排出される食品廃棄量は年間約520万tその内、約半分の240万tが家庭より出される食品廃棄となるわけですが、

まあ、むずかしい事は置いといて、とりあえず息抜きに読んでみてくださいw

我が家の長女が5歳の時にこんなことがありました。

ピーマンきらい、、、、。

(ピーマン農家のみなさんはどうか最後まで読んでください、、、)

子供が必ず通る道、、、というか私も子供の時にピーマンが嫌いでした。

大人になった今、子供が好きな味のピーマン料理を探してみよう!と思い立ち、子供と夕飯の材料を買いにスーパーへ。

ネットで調べたいくつかのピーマン料理の材料を買いそろえ、家に戻った私は、子供に料理を手伝ってもらいながら、ピーマン料理を3品程、仕上げたのですが、

その日、共働きで私より遅い帰りだった母親に対し、目を輝かせながら

「きょうのごはんは、わたしがつくったの!!」

と自分が切った材料を細かく説明し、そして家族そろって食べる時には

「ピーマンおいしい!!!」

と言って率先して食べ始めたのです。もちろん残さずに!!

まあ、我が娘が単純なだけかもしれないのですがw

でも、これはまさに家族でできるフードロス対策なのかなと思ったわけです。

家族全員が残さず食べる=好き嫌いをなくす

好き嫌いをなくす=自分で料理を作る

自分で料理を作る=自分が責任を持って食べる

そして自分で料理ができるようになれば、食べてもらう人みんなにおいしいと言ってもらいたくなるし、みんなにおいしいといってもらう為に材料を考えるし材料を考えるところまでくれば、生産者の事を考える。

ここまでくればもう立派な食育に繋がってくると思うのです。

なかなか忙しいので毎日とはいかないまでも、休日の朝ごはんや昼ごはんでもいい。

親子で買い出しに行って、親子で料理を考えて、親子で料理するという時間が少しでも増えれば増える程、フードロス対策と食育に繋がる。

逆に言えば、世帯収入が減り共働きが増え、親子の時間が昔よりなくなってきたからこそ、国内のフードロスが増えてきたのかもしれません。

コンビニのお弁当や冷凍食品、ジャンクフードにスーパーの総菜、

時短でおいしいものはどんどん出てきています。

これらを否定するわけではありません。

でも、親子で料理、たったこの時間を設けるだけで、親子の会話があり、子供の食育に繋がり、フードロス対策にもつながるのなら、週に一回、一食からでも始めてみませんか??

なんなら、食べざかりの子供がいるご家庭は一から料理をするほうが圧倒的にたくさん作れてお財布にも優しいんですから!!


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