レジ

町田康さんの小説に「フォーク並び」なるものを推奨するものがあったけれどもホントにそう思う。というか願う。

フォーク並びというのは、スーパーやコンビニにレジが数台あったら、品物を選び終え、あとは支払いを待つだけという者は1列に並び、その先頭の者が空いたレジへと順繰りに進むというシステム。

レジが数台ある店舗で、各レジに思い思いに並ばせるシステムだと、私が並ぶレジのだいたいが他のレジに対して遅れをとる。レジ運が悪い。

特にディズニーは最悪で、この前なんかお土産買ってレジの先頭に私が並んでいたら、まさにそのレジの店員が私に向かって「お支払いは各レジの前で並んでお待ちください」と言うから、これは私に対して言っているのだと思い隣のレジへ移動すると、その移動した先のレジの会計が手間取っており、その隙に先程私の後ろに並んでおった人間が、先程私が先頭で待っていたレジへとスムーズに進み出で、会計を始めやがった。

それを先程「各レジの前で並んでお待ちください」とのたまった当のレジの店員は「いや、こちらの方が先に並んでおりましたから」ともなんとも言わず、そのレジに進み出でた客も「いいですか?私の方が後ろでしたのに先にすみません」と会釈することもなく、当たり前のように会計を済ませておった。

こんなバカなことはない。民主主義に反する行為だ。

今回の都知事選では、各候補是非ともこの「フォーク並び」を争点にしてもらいたい。

私としてはそれを公約に掲げた候補者に1票を投じるつもりである。

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