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我慢しない、それでも人間関係はうまくいく?明日から新しい職場です

51歳からパートに出た人付き合いの苦手な私、ちょうど6年が経ち、この4月でいよいよ7年目に突入します。

学はあるけど実務経験もスキルもないまま、様々な目に遭いながらも続けてこれたのは、身軽さとKindleのおかげです。行き詰まった時には専門家の本を読み、実践することで助けられてきました。

年齢に関係なく雇ってくれた洋菓子店からスタートして、仕事がきつくて数日で辞めた所を除けば、人間関係が難しく人手不足の職場がほとんど。

大手GSで衣料品販売→お値段以上の家具の販売→児童館の受付→通信制高校の事務→衣料品販売→リユースショップ→洋菓子店→ベーカリー→ドラッグストア

苦労もあれば楽しいこともあったのですが、直近のドラッグストアだけは強烈で。登録販売者の資格を取って就職したもののめちゃくちゃ嫌われ、社員も上からの圧力に追い詰められていて……その結果、大学時代に経験した思い出したくもないトラウマと向き合う羽目になりました。

30年ぶりに再現された、陰で悪口を言われて八つ当たりされるサンドバッグ状態。あの時はメンタルを病んでしまいましたが、今回はプラスの意味を見出したので何とか乗り切れたと思います。ただ、精神的にはかなり負担だったらしく、仕事を辞めてすぐに風邪を引き、2週間以上もめまいが続いてフラフラしていました。

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そんな私が生涯をかけてずっと模索しているのは「我慢しない生き方」

主体性もなく親に言われるままに生きてきたせいで、26歳の時にはメンタルがクラッシュし、衝動的に死にかけてからは180度生き方を変えました。

将来の成功を夢見て今を我慢するのはもったいない、心からそう思います。

口ごたえをせず素直なことが美徳、謙虚で先輩を立てる態度が好感度を上げる

それが昭和の考え方ですが、そんなことをやっていたら自我が崩壊してしまいます。強者の考えに従い、献身という名の自己犠牲を生きるしかなくなり、老後にようやく自由になる。
今でも扶養内で働く主婦は、そのほとんどが夫や子供に縛られていて、仕事だけでなく家事も育児もして欲しい、という家族の意思に従い、自分の気持ちを犠牲にしているように思えます。

だからこそ、我慢しない。黙って言うことなんか聞かない。

我慢ではなく思考を切り替える。嫌なことは片っ端から手放していく。

今までに何度も記事していますが、大切なのは、他人と自分との間にしっかり境界線を引くこと

相手の問題を自分のことのように感じてしまうから苦しくなってしまうだけで、
自分には関係ない、そう思えれば気楽になります。

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つくづく思うのですが、フレンドリーな関係って理想ですよね。
同世代のパートの主婦もそうですが、お互いにタメ口で言いたい放題というか、距離感を感じさせない家族のような関係で、傍目から見ても羨ましい限りです。

私は簡単に他人と距離を縮めるなんてできないし、職場では新人なのでいつも敬語。同期や後輩以外はタメ口で話せず、地元ではないので標準語です。それをずっと寂しく感じていましたが、実際のところ、それで間違ってはいないのではないかと思うようになりました。

相手と心がつながり合ってるとか、一心同体とか、そんな関係は存在しない気がするのです。

きっかけは、大嶋信頼氏の著書「あなたを疲れさせるあの人を『どうでもいいや』と思えるようになる本」に出会ったこと。冒頭を読んで「そっか……」と納得しました。

相手の気持ちを考えるということは、「相手の部屋に上がり込み、本人がいる前で引き出しを開けるような行為」だったんです。それって実は不快なんですよね。

なので、人付き合いのウマい人ほど「相手と距離を置いている」
矛盾しているようですが、人を思いやらない、自分と他人を分けて考えられる人ほど上手に付き合えるということです。

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確かにその通り、と思ったのは他にも理由があります。

私はずっと、新人として素直に相手の言うことに従い、敬意を払い、オープンマインドを心がけていたんですが、実はそれが間違いだったことにようやく気がつきました。
そうすることで、「人が自分の家にズカズカと入ってくるのを許してしまっていた」んです。

新人の間は出過ぎた事はせず、全て言われた通りにやり、わからないことも恥ずかしいと思わずにどんどん聞いて、年下でも先輩なら敬語を使う。パートで入ってくる中高年主婦は誰もそんなことをやりません。だから馬鹿にされていたんです。
そういう教育を受けてきたから当然のようにやっていたわけですが、それが仕切りたい人にとっては絶好のカモ。「私が色々教えてあげなきゃ」ということで、ますます相手が自分の領域に入り込んできて指図し始めるわけです。

そこで慌てて「それ以上はだめ」と境界線を引くと、今度は「何もわかってないくせに生意気な!」と怒らせてしまいます。その結果、口をきいてもらえない、仲間はずれにされるというを喰らうという。

そんな経験を通してつくづく思ったのは、今の時代は、素直に聞くよりこだわりを持つ方がいいのでは?ということです。私はこういう人間です、と最初にはっきり示した方がお互いに距離を保てるのかも。

自分が出来る事、楽しめる事だけを積極的にやった方がいい。嫌だけど我慢してやらなきゃいけないことは、極力、手を抜いて適当に終わらせる。

それで誰かが文句を言おうと、「それは相手の問題」と切り離して同情もしないし、「助けてあげよう」なんて考えない。

そのくらいの方が、気楽だと感じるようになりました。

大切なのは、相手が「同意」を求めた時や、慰めてほしいと言う時にはちゃんと話を聞いて「そうだね、その通りだね」と共感できること。結局のところ、人間関係って、それで十分なのかもしれません。

ということで。明日からいよいよ新しい仕事が始まります。
今回は販売とは全く違う職種なので、どうなるかわかりませんが。

これだけは心がけて人付き合いをしていこうと思っています。



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