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自分が正しいと思うことを貫き通せる仕事

最近は日々何をしているか振り返る。
ふと目の前のことに着手したくなり、noteを書くことが遅れてしまうけれど、「振り返りが数年後の成長に必要だと信じている」という経営者さんの言葉に触発され今日はnoteに向かう。

最近は、SOU-MU NIGHTで東京・福岡・京都を巡りながら、バックオフィス人材のための会計・税務セミナーを走りながら形作っていこうとしている。乾杯&応援NIGHTという支援者の輪を広げる取り組みに加え、11月にはでかいうつわで参画するイベントもある。

SILKでは認定企業交流会を開催し、やっぱり集まる場の大切さを実感し、年度末のイベントに向けた動きも始まる。
そろそろ士業のみなさんの力を借りたオムニバス形式の長野県立大学の大学院の講座もはじまるし、例年お声がけ頂いている創業支援・事業承継支援のプログラムの登壇もある。
来年度の仕込みなどお声がけを頂いている件も多い。
いったい何してんねんという感じだが、数年前にいったい何してんねんと思いながらやっていたことが、今いろいろと繋がっている。

もちろん税理士として顧問先と話をする時間をとったり、決算や申告などが日常の大半でもある。

どうして税理士になろうと思ったか

昨日はfreeeのアドバイザーコミュニティに参加していて、これから税理士を目指そうという人たちにも会い、「私は税理士を目指しません!」という方もいてその話もおもしろく聞きながら、自分はなぜ税理士になったのかふと思い出した。

税理士は自分が正しいと思うことを貫き通せる仕事やからね。

今でも思い出すのは、大学生の頃に税理士さんから聞いたこの言葉だ。もう20年前になる。

資格をかけて不正への協力を断ることができる。
不当な要求に対しては法律を根拠に人を守ることができる。
志をもって事業を始める人を支えることができる。

そんな言葉を聞いて、だから税理士を目指そうと思ったんだと思う。

「普段ちゃんと税理士の仕事してるんですか?」と聞かれることも多い。今でも税理士の仕事は大好きだ。

freeeを導入するようになって、スタッフのおかげではあるけれど、あのとき聞いた言葉通り、記帳作業に追われず、自分が胸を張って正しいと思うことを様々な方法で取り組めているのは税理士になったからだ。

「税理士はオワコン」だという声も多いけれど、まったくそうは思わない。周りを見てもみんな引っ張りだこだ。むしろ本当に企業のことを考えて行動してくれるしっかりとした税理士さんに出会うことは難しくなっているようにも思う。

そんな貴重な税理士さんに顧問になってもらおうと思うと、自社もきちんと志をもって事業に取り組んでいなければ、いくらお金を払おうが相手にしてもらえないこともある。

そんな風に自分が仕事をする相手を選べるのも税理士の良いところだと思う。税理士とは相性が大事とはいうけれど、価値観が合うかどうかが大事だと思う。

どんな姿勢で事業に取り組んでいるか、社会に対してどのような価値を提供したいのか、そうした価値観が合う経営者でなければ、税理士も資格をかけて守ることができない。

私も喧嘩っぱやいところが反省すべきところだけれど、間違っていることは間違っていると誰に対しても言う。それに聞く耳を持ってもらえるのは税理士だからだ。

取得まで何年もかかる資格だし、本当に苦労したので安易に税理士を目指すことをおすすめはしていないけれど、そんな仕事を目指すのは今でもとても意味のあることだと思っている。

「税務とか会計とか数字を扱うのが向いてないんで」という人も居るけれど、別に自分は税務の専門家としての適性はないと思っている。「歩く税法」みたいな税理士さんたちと一緒に議論させてもらった経験から、「ああこの領域には自分はなれないな」と感じたからだ。
向いてないことをプロとして仕事にするのも悪くない。あとは得意な領域に向かうだけだから。

税理士の仕事をどうとらえるかはそれぞれだけれど、今までもこれからも自分の軸は税理士にあって、だからこそできる掛け算が楽しい。

そんなに税理士も悪くないよ。



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