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みんなでリモートワーク時の防災マニュアルをつくろう。

総務やバックオフィスで働く人のためのslackコミュニティ「SOU-MU部」で「みんなで防災マニュアルをつくろう!」というプロジェクトが立ち上がりました。

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ちなみにslack内の防災課というチャンネルがあり、防災やBCP(事業継続計画)に興味のある方が集っています。

プロジェクトのキックオフミーティングがあり、緊急事態宣言が終わって、それぞれの会社の働き方がどうなっていくか話していると、本当に対応は様々。私は大阪なのでどちらかというと周りは元のような出社に戻りつつありますが、東京の方は週1出勤やリモートワークを継続しているなど、新しい働き方を模索している会社が多いのかもしれません。

業種や会社の考え方によっては、都市部の働き方の多様化はさらに進みそうです。そして、今回そこまで影響の大きくなかった地方の企業は、働き方を変えるチャンスを逃したのかもしれないとも思ってしまいます。


以前オンラインコミュニティで「リモートワーク中の防災をどうするか」について話題がのぼったのですが、確かにそれは考えていなかったなと思いました。まだまだリモートワーク自体がリスクに対する対応策で、リモートワーク中の防災についてはインターネットを調べても見当たりません。

そもそも自宅で仕事をしている最中に災害が起きたとき、どこまで会社がリスクマネジメントで対応をするかという線引きは難しい。それは防災の視点のみならず、あらゆる部分で境界があいまいになっていくのだろうと。

先日、所属先のSILK(京都市ソーシャルイノベーション研究所)の大室所長が「物理的な距離だけではなく本当の意味でのソーシャルディスタンスの時代がくる。当然コミュニケーションもどう変わるかという問題もあるが、それ以上に自分が何がしたいか、という軸がないと辛い時代がくる」という話をしていたのを思い出しました。

会社やそれぞれのコミュニティから距離を置くようになると、より「自分」に集約されていく。そんな時代のリスクマネジメントを会社としてどうとらえるか、というのは議論が分かれるところで興味深いなぁと感じています。

会社にいないそれぞれの社員を、災害時に会社の備蓄ではなく社会全体のセーフティネットで支えるという考え方はこれからもっと進んでいくのかもしれない。

ホテルシェルターという「ホテルを社会のセーフティネットとしてネットワークしていく」という取り組みと今日の「みんなで防災マニュアルをつくろう!」という取り組みを見ていて、ふと思ったことでした。


このプロジェクトを通じて、これからのBCPをみんなで一緒に考え学んでいけるのだろうとワクワクしています。

興味のある方はぜひslackコミュニティを覗いてくださいね。








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