うちの強みはなんすかね。
会社の強みはなんですか?
よく事業計画にある質問だけれど、そういえばうちの強みは何だろうか。
この10年その都度その都度考えて言葉にしてきたけれど、いまはわりとぼんやりしている。
そうスタッフのくまに言われ、「お人柄営業はやばいな」とケラケラ笑っていたのだけれど、ふと考えるとたしかにうちは人柄を売っているのかもしれない。
提供するものすべてを最初から伝えることは無理。
いろんな方から相談を頂く中で、クラウド会計、DX、中小企業診断士、税理士、SOU-MU、SILK、あとなんやわからん、どの部分で切り取ってもらってもいいのだけれど、結局入り口はそれぞれなだけで、自分のことを面白がってくれる人と仕事をしたいと思うようになった。
クラウド会計に詳しい税理士なんです、と紹介されてきてもたとえば事業の価値観について合わない人もいる。経営相談に興味を持ってくれた人もデジタルツールの導入に抵抗があるのであればそれはうちじゃない税理士の方がいい。
なんてわがままな税理士事務所なんだろうと思うのだけれど、そうした価値観が近ければ近いほどお互いにとって良い支援関係になる。
そうした提供するサービスは今後も増えたり減ったりしていくかもしれないけれど、根本的に変わらない考え方や人柄の部分を買ってくれるのが一番ずれが少なく長くお付き合いができる。
先日問い合わせページから連絡が来て顧問先になってくれたお客さんと話をしていた。税理士を選ぶにあたって7人の税理士と話をしたらしい。
けれど、最終的には話しやすさや安心感でうちを選んでくれたということ。
税理士紹介サービスを通じて6人ほどと面談したあと、やっぱり自分で探そうと思ってうちのホームページにたどり着き、うちとの面談が終わった後、すでに決めてくれていたらしい。
こんなにうれしいことはない。
そういうお客さんが増えていくとうれしいなと思う。
提供しているものは裏側でたくさん引き出しがあればいい。
そう言われることも多い。
それは契約前にうちが提供できる価値がお客さんに伝わっていないことが、問題かなと思っていたところもある。
税務顧問についてこういうことを提供しています、とできるだけ簡潔に説明するのだけれど、それをもっと掘り下げて言葉にして「こんなこともできます」と伝えることはむなしいなと思う。
あいまいだと良くない部分もあるけれど、信頼関係があればあいまいだからこそできることもある。
だからもう最初からすべてを伝えようとするのはやめた。
「安心する。前向きになれる」を提供する
うちは万人受けする税理士事務所ではなく、ちょっと変わった注文の多い税理士事務所だと思う。間違いなく。
だからこそ、その助言を受け入れてくれるお客さんに対して、自分よがりではなく会社の成長のためになる質のいい助言をし続けられる存在でありたい。
うちに依頼したら安心できる。話をすると前向きになれる。
提供しているサービスが前に出ているのではなく、人が前に出ているチームでありたい。
うちと何か一緒に仕事したい。
そう思ってもらえたときにたまたま提供できるサービスが税務だった、コンサルだった、というように引き出しをたくさん持っておく。
自分だけじゃなくて、スタッフを含めて全員そう思ってもらえるように、人としてのおもしろさをもっとレベルアップしていきたい。
そういえば、最近は税務やコンサルも関係なく、よく分からない相談のされ方も増えてきた。
最後大体みんな半笑いで相談してくるのもうちっぽい。
もっともっとうちも人として成長し、人柄を伝えていけるともっと面白い相談が舞い込んでくるだろうと思う。
SILKに入る前に大室所長から言われたのが7年前になる。
そのときは自分が人として勝負できるかなんて自信がなかった。だから業界の話に終始していたので、見透かされて言われた言葉だった。
それから少しは成長できたかな。
ということで事務所のホームページには私たちの人柄を描いてくれた記事が上がっているのでぜひ読んでみてください。
あとがき
スタッフのくまに言われnoteに久しぶりに自分が考えていることを書いた。
そういえば、スタッフがうちに来てくれたのもnoteがきっかけだし、SOU-MU NIGHTに興味を持ってくれる人が増えたのもnoteがきっかけなことが多い。
基本的に「何考えてるか分からないタイプの顔」と言われるので、話すより書く方が相性がいいのだろう。40を前にして悟る。
それと、毎週毎週いろんな人に出会い、いろんな話をしているのだけれど、それを書くツールがfacebookでもtwitterでもないような気がしていて書けていなかった。
最近では福岡に毎週行ったり、福井県は越前に行ったり、岡山行ったり、三重に行ったり、そのときに感じたことをまとめておきたいなと思いながら流れて行ってしまっているので、また日記がてら感じたことを書いていこうと思います。
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