2020年6月の記事一覧
「意思決定を分析で支援する」という役割について整理する
いろいろな「支援」がごちゃまぜになっている「意思決定を分析で支援する」という表現はここ最近増えた気がしている。ちゃんと計測しているわけではないが、数年前に比べると見聞きする機会が増えたのは強く感じている。
ところが同じ「意思決定を分析で支援する」でもやり方がいくつかあり、責任範囲も全く違うのだがどうやらこれらがごちゃ混ぜになっているようだ。
それだけが原因ではないだろうが、データ分析に関わって
データ分析は決定に先行していなければならない、はずなのにそうなっていない気がする
決定より先にないデータ分析は無意味データ分析は意思決定のために行う。ということは、すでに決定が下されていて変更の余地がないのであれば後でデータ分析を行っても意味がない。
そのはずだが、PDCAを回したりKPIを決める際に、「事前」に「片手間」ではなく「専門の能力」を持った人に「リソース」を割り当てて「データ分析」をさせているという話はあまり聞かない。
もしかしたらそんなものは必要無いのかもしれ
目的無きデータ分析は無駄である
何となくデータを見ることで目的など生まれない
何かいいことが見つかるかもしれないからと何の目的も無しにデータを見るのは時間の無駄である。
データ分析は意思決定のために行っているはずだ。であれば何らかの意思決定という目的が無ければどんなに数字をいじくりまわしたところで「それで?」で終わるだけになる。それは時間の無駄としか表現のしようがない。
なおここでいう「データ分析」とは手元にあるデータを何と