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宮崎の神話②

古事記の神々は阿波岐原で生まれました。
前回お伝えしましたが、こうして世界を構成するあらゆる神を生んだ伊邪那美命は、最後に火之神である迦具土神を生み、火傷を負って死んでしまいます。
これを嘆いた伊邪那岐命は、伊邪那美命を黄泉の國まで追いかけていきますが、そこで穢れを受け、慌てて逃げ帰って史上初めて《禊》をします。
《禊》の時に生まれたのが、高天原の支配者となる太陽の神・天照大神、八岐大蛇を退治した荒ぶる神・須佐之男命、暦の神・月夜見命などの古事記のスーパースター的な神々です。

シーガイアのある阿波岐原で、
伊邪那岐命は《禊》をし、
太陽の神を生みました。

その場所が、今の神主さんの祓詞に残っている『筑紫の日向の橘の小戸の阿波岐原』であると古事記は伝えています。
筑紫は九州、日向はもちろん宮崎のことです。
橘は通りに名を残し、小戸神社も現存していて、阿波岐原はシーガイアのある一ツ葉海岸の一角の地名です。
そして、阿波岐原には伊邪那岐命と伊邪那美命を祀る江田神社があります。
その江田神社近くには《禊》をされたとされる《みそぎ池》もあります。

つまり、古事記には宮崎で生まれた神々や、宮崎の地名がたくさん出てくるという訳です。
日向灘から打ち寄せる荒波に向かい、その澄んだ海の気を浴びながら、古代の壮大な物語に想いを馳せてみませんか?

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