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心書 vol.175「傍の笑顔という資産」

先日、ある若いアパレル会社の経営者が、久しぶりに話をしたいとオフィスに来られた。

ひとりで来るのかと思いきや、奥さんと2人でお越しになった。

彼はパタンナー奥さんがデザイナーで、奥さんが147cmと小柄な為、キレイに着こなせる服がない。同じような悩みを持つ女性のためにとSサイズに特化したブランド「Cobitto 」を夫婦で立ち上げられた。https://cobitto.jp/category/item/

そんな素敵な夫婦が私に何の用かと思ったのだが、彼が用意してたと思われる質問を次々としながら、一生懸命メモを取られるので私のノウハウで良ければと、洗いざらいお話しをした。

話も佳境に入った頃、出鼻は笑顔で頷いていた奥さんの顔から笑顔が消えているのに気付いた。

なるほど…そういうことね…

会社を起業し、5年以上経過した人間なら思いあたる節があるだろう事業屋の第2タームだ。

起業当初は必死のパッチで、他に目を向ける暇もない。営業や仕入に走り回り、数人の従業員を雇っても一心同体だ。

それがやがて顧客が出来、贅沢は出来ないまでもある程度の資金の流れが出来出す。今後会社の舵をどう切るか、それが第2ターム突入時期だ。

会社を成長させる為にはどうすれば良いか、と舵を切ろうと考えている彼。立ち上げ当初の想いから変わらず、小柄な女性にもっと喜んでもらうにはと考える彼女。

そんなふたりへの私のアドバイスは

ふたりの想いでここまで来たんだから、奥さんが笑顔で過ごせる様に再度目標を立て直してみてはどうだろうか。社会貢献、従業員教育なんぞ二の次。奥さんの笑顔が、ふたりの資産だ。

奥さんが笑顔で過ごせ、その上まだ余力がある時期が来たら、自己完結出来る範疇で己の夢を走れば良い。何故なら、今の立場があるのは奥さんという見えない資産のお陰なのだから。

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